pmnh wildlife portrait archive : birds

ツバメその2 - Barn Swallow #2 - Hirundo rustica

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暑いのと、目の調子が悪いのと、植物の分類に熱中していたのとで、このところあまり熱心に自然観察はしていなかったのだが、昨晩夕立の激しい雨が降って程よく温度が和らげられた今日は、雲もきれいな夏らしいよい日で、これは出かけなくては、と久しぶりにため池巡りに出かけた。

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サンコウチョウ - Japanese Paradise-Flycatcher - Terpsiphone atrocaudata

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小屋の六月の愉しみと言えばまずアカショウビンとサンコウチョウだが、昨年、今年とアカショウビンの姿が見えない。一方でサンコウチョウは例年通りだ。

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ハイイロチュウヒその2 - Hen Harrier #2 - Circus cyaneus

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雪が繰り返し降ってぐずぐずした天気が続いていたのだが、何だかいきなり春が来て、帰る奴、来る奴、鳥の世界は忙しいことになっている。

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ヒレンジャクその3 - Japanese Waxwing #3 - Bombycilla japonica

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その2からの続き)というわけで寒い中、レンジャクがたむろしている木の下でポケッと見ていると、排泄中のレンジャクに目が留まる。


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ヒレンジャクその2 - Japanese Waxwing #2 - Bombycilla japonica

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今年の冬は全般的に暖冬で、これまであまり極端な寒さにはならなかった。その割に(あるいはそのために)節分を越えてから何度も積雪があり、やや例年と異なった冬という印象が強かった。

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ケリ - Grey-headed Lapwing - Vanellus cinereus

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J1復帰を祈念して伊勢の帰りに立ち寄った磐田で、久しぶりにケリを見た。うれしかった。


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ツメナガセキレイ - Eastern Yellow Wagtail - Motacilla tschutschensis

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北海道に行ったら、ツメナガセキレイがいた。見たのは15年ぶりくらい。黄色い羽を光らせて、強風にヨタヨタパタパタしていた。

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ツミその2 - Japanese Sparrowhawk #2- Tachyspiza gularis

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昼ご飯を食べ終え、コーヒーを飲んでいると、ちょっと先の松の横枝に、中くらいの茶色い鳥がばさばさとやって来てこちらを向いて止まった。ハトくらい、小型のタカ

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ノゴマ - Siberian Rubythroat - Calliope calliope

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子供の頃の図鑑のページの左上の目立つところに、この鳥が草原で囀っている絵があったから、この喉の赤い鳥のことは知っていたが、今まであまり大した縁がなかった。

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ヤマドリその2 - Copper Pheasant #2 - Syrmaticus soemmerringii

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実は今年のはじめ数ヶ月、困っていたのだ。僕が良く通る道筋に、やたらクレイジーなヤマドリの雄が出てきて、どうにも対応に困っていたのだ。

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クロアシアホウドリ - Black-footed Albatross - Phoebastria nigripes

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鬱屈と言うほどではないにせよ、コロナでしばらく旅して遊ぶこと能わず、気分転換も兼ねてぱーっと明るい場所に行きたくなって、ひとり伊豆に出かけたということを書いた

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コミミヅク - Short-eared Owl - Asio flammeus

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さむい、雪の日に所用で下の村を通った。こういう日は鳥の皆さんもいつもと違う行動をするから、注意深くきょろきょろと見ていくと、なんかコロっとしたものが目に入った。

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ノスリ - Eastern Buzzard - Buteo japonicus

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ノスリはこの地では一番身近なタカで、年中いるし、畑にもいるし、森にもいるし、電柱にも止まっている。

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ミコアイサ - Smew - Mergellus albellus

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最近は諏訪に行く用事が増えて、時間に余裕があると、湖畔でぽけっとする。


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ミヤコドリ - Eurasian Oystercatcher - Haematopus ostralegus

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端境期でめぼしい鳥が出ないのと、雑事多忙につき新作の編集に時間が割けないのとで、昔の写真の虫干しをすることにした。

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アカショウビン - Ruddy Kingfisher - Halcyon coromanda

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夏休みの課題を提出します、的な。くちばしが黄色いので、たぶん今年生まれた若鳥ではないかと思う。

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ジョウビタキ - Daurian Redstart - Phoenicurus auroreus

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ジョウビタキは珍しい鳥ではないが、基本的に冬鳥で、特に西日本の里に多く、だいたいは秋冬のよわい夕陽を浴びて、しっぽをぴくぴく震わせているような印象だった。

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マミチャジナイ - Eyebrowed Thrush - Turdus obscurus

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これも東の方では滅多に見ないが、西日本では何度か見かける機会があったので、日本では西日本で越冬する冬鳥かと思っていた。

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オシドリ - Mandarin Duck - Aix galericulata

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オシドリは春先と秋口によく見る。とくに9月、林の奥のため池に現れて、その頃大量に斃れてゆくトンボの死骸が岸に打ち寄せられるのを、ひっそりとポリポリ食べていることが多い。

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ヤマドリ - Copper Pheasant - Syrmaticus soemmerringii

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昼前に起きると、理事がうひひひと笑いながらやって来て、すごいものを見た、と自慢するのである。聞くとヤマドリの一家が小屋までやってきて、くつろいでいたという。

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ジュウイチ その2 - Rufous Hawk-Cuckoo #2 - Hierococcyx hyperythrus

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僕にとってジュウイチはいつまでも謎の鳥だ。はじめて見て度肝を抜かれた、京都北山の八丁池での絶叫の印象があまり強くて、「滅多にいない」「気が違ったように鳴き叫ぶ」「西日本の鳥」というふうに考えてきた。

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コアジサシ - Little Tern - Sternula albifrons

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雨ばかり降って鬱陶しい時は、アジサシが見たくなる。というわけでコアジサシ。


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オオヨシキリ - Oriental Reed-Warbler - Acrocephalus orientalis

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珍しい鳥ではなくとも、その鳥の行動パターンと自分の行動パターンがあまり重なっていないために、何となく縁の遠い鳥というものがある。

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ヒレンジャク - Japanese Waxwing - Bombycilla japonica

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今年の冬の鳥相は、気温に相反してお寒いとしか言いようのない惨状だったが、それでもよいこともあった。ずっとタイミングを外されていたヒレンジャクの群れと濃厚接触、いや近接遭遇できたのだ。

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アトリ - Brambling - Fringilla montifringilla

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例年肌寒くなると早速アトリがやって来て、頭上で渦を巻くように群を成して飛ぶのだが、今年は全く見ない。

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ナベヅル - Hooded Crane - Grus monacha

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正月だからツルでも出しとけ的な。例によって特に何も考えてない。


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ソウシチョウ - Red-billed Leiothrix - Leiothrix lutea

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今年の夏、出雲に行った時、昼間は放し飼いにしてもらったので、少しは山の中などもごそごそと歩くことが出来た。

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タンチョウ - Red-crowned Crane - Grus japonensis

例年のように、正月だからまぁ適当に目出度そうなものを、と探していたら、丹頂鶴を思い出した。どまんなかのストレートとも言うべき目出度さ。

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ガビチョウ - Chinese Hwamei - Leucodioptron canorum

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小屋から30分ほど林道を上がったあたりの寂しいところの林床の笹やぶに、ひとつがいのガビチョウが居ついたことを知ったのは昨年の秋だった。なわばりに執着があるようで、だいたいいつも同じ場所にいる。
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カヤクグリ - Japanese Accentor - Prunella rubida

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ミソサザイから、地味つながりでカヤクグリ。これにも、地味でよい名前がついている。


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ミソサザイ - Eurasian Wren - Nannus troglodytes

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森に入れば森にいるし、小屋に帰れば小屋の周りにいる。


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ツミその1 - Japanese Sparrowhawk #1 - Tachyspiza gularis

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ツミは東京の家の近くの寺で営巣していたことがある。掃除の傍ら観察をしていた顔なじみの寺男が、決して他人に知らせないように、と念押しした上で場所を教えてくれた。確かに、その夏は近所でツミが飛ぶのを何度も見た夏だった。

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アオゲラその2 - Japanese Woodpecker #2 - Picus awokera

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このところ、主戦のレンズにだいぶガタが来ているのだ。写りは全く問題ないのだが、大東島デビューから五年を経過し、どうも機構の部分で、使っていてちょっとしたところに気になることが多くなってきた。何度か修理もしていて、モータの交換までしているので、そろそろ買い替え時ではある。

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ハチクマ - Oriental Honey Buzzard - Pernis ptilorhyncus

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ご他聞に漏れず、この寒冷な地でもスズメバチが増えている。九州に上陸したような凶悪なものはいないけれど、それでもとうとうオオスズメバチまでブンブン飛んできて、窓にさえがんがんぶつかってくるのには困る。

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コルリ - Siberian Blue Robin - Larvivora cyane

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今のところ、今年の夏鳥関連で最大の事件はトラツグミ、ミゾゴイとこのコルリの定着だ。トラツグミは二羽しかいないような気がするが、コルリは少なくとも数羽、あるいはもう少し多いかも知れない。

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トラツグミ - Scaly Thrush - Zoothera dauma

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この春、小屋の近くにあらわれた大物、トラツグミ。最初に気づいた時は、ヤマドリの雌かと思った、くらい大きな感じがした。驚かさないようにゆっくり、少しずつ近づくとやっぱり大きくて、ライチョウみたいに見える。何だこれは。ただ、ジョウビタキみたいにヒョコヒョコと屈伸運動をしたのでトラツグミと知れた。血圧と喜びがふつふつと湧き上がる。

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カワアイサ - Common Merganser - Mergus merganser

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普段は静かな林ではあるが、事件簿でも言うべきか、特に川筋には時々珍客があらわれることがある。


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カワラヒワ - Grey-capped Greenfinch - Chloris sinica

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珍客が来たり、常連にも多い少ないはあるけれど、山の冬は基本的にヒワ類が優占している。


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コガモ - Common Teal - Anas crecca

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小屋のあるところから、けもの道や、古い仕事道や、水路や、林道や、いろいろ組み合せながら斜面を上がり、林を抜けて行くと、溜池がいくつもある。


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ホシガラス - Spotted Nutcracker - Nucifraga caryocatactes

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山に登り、疲労によたよたと下っていくと、森の中、茂みの下、左手のすぐ上のところを、さぁっと大きな鳥が滑空していった。


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ノジコ - Yellow Bunting - Schoeniclus sulphuratus

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長野県の隅っこにある我が仕事場兼山小屋の夏をいろどる鳥のひとつ。


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オーストンヤマガラ - Owston's Varied Tit - Sittiparus owstoni

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長野にある観察小屋は、山の中腹の渓流の近くの林にあるが、案外ヤマガラは少ない。シジュウカラ、ヒガラ、コガラが右往左往しているのに比べるとこれは意外だった。

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ムナグロ - Pacific Golden Plover - Pluvalis fulva

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何年前かの冬、ひとりで大東島に行った。何か居るかな?という漠とした期待に応えるような鳥はいなかったけれど、100数十羽のムナグロの群れがいた。

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イソヒヨドリ - Blue Rock-Thrush - Monticola solitarius

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浜辺は海鳥・水鳥を見るにはよいが、普段は山がホームグラウンド。勝手が違って寂しい時に、この鳥が心配するように出てくるととてもほっとする。僕からすれば、海と山をつないでくれる近しい鳥だ。

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ベニアジサシ - Roseate Tern - Sterna dougallii

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アジサシついでにもう一つ。これは十年ほど前、沖縄から離島行きの渡船に乗った時に見たアジサシ。

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ヤブサメ - Asian Stubtail - Urosphena squameiceps

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前々からその存在は聞いていたけれど、迂闊にも見たことのなかった小さなムシクイをようやく間近に観察できた。小さくて尻尾が短くて、みじめな外見を想像していたのだけれど、手指や嘴のすらっと長い、意外と色っぽい外見なのでおどろいた。

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コムクドリ - Chestnut-cheeked Starling - Agropsar philippensis

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十五年くらい前に一回戸隠で見て、昨年春に小屋の裏で見るまで、ずいぶんインターバルが空いた。改めてじっくり観察してわかったのだが、こいつらは桜前線とともに移動している。

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エナガその2 - Long-tailed Tit #2 - Aegithalos caudatus caudatus

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北海道の「かわいい」鳥、二本目。


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キクイタダキ - Goldcrest - Regulus regulus

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母が死んで、なにかそれらしいものと思い、キクイタダキ。


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ウソ - Eurasian Bullfinch - Pyrrhula pyrrhula

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山小屋で本を読んでいたら、近くの樹の高いところで、なつかしい声がした。たぶんウソだと思うが、確信までのものはない。


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カワセミ - Common Kingfisher - Alcedo atthis

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いわゆるカワセミ。これは温泉街のカワセミ。


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フクロウ - Ural owl - Strix uralensis hondoensis

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初春の頃は家のよこでほっほほっほゴロスケほっほと鳴いているし、時々それらしい鳥が視界の端を横切るから、身の回りに居ることは疑っていなかったが、いざ対面すると高揚するものがある。

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サンショウクイ - Ashy Minivet - Pericrocotus divaricatus

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サンショウクイが確かに来て嬉しい、ということを何度も書いた。当然、撮影もトライしてきたのだが、もたもたしているうちに、すっかり葉が伸びてもはや姿を認めることが困難になりつつあるので、ここらで一度この春の分を出しておくことにする。

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コガラ - Willow Tit - Poecile montanus

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ういういしくて、ちょっと応援したくなるコガラのカップル。


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オオルリ - Blue and White Flycatcher - Cyanoptila cyanomelana

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日記の方で、到着したと報告したオオルリ。写真としては今一つだけれど、旬のものなので掲載しておく。


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オジロワシ - White-tailed Eagle - Haliaeetus albicilla

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北海道の内陸部はトンビばっかりだが、日本海側の海岸線に出ると、突然トンビがいなくなり、オジロワシとオオワシの領域に入った。

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ミサゴ - Osprey - Pandion haliaetus

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海岸や川の下流などで空から水中の魚を急襲する大型猛禽類。名前はオスプレイ。もちろんこちらが元祖。


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マナヅルその2 - White-naped Crane #2 - Antigone vipio

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出水で撮ったこれらの写真は、ここでは二度目だし、僕の中では動物園で撮った写真のように扱われてややランクが低いが、正月はツルでしょ、的な。ツルなら目出度いでしょ、的な。

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ゴジュウカラ - Wood Nuthatch - Sitta europaea

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秋が深まって木の葉が落ちると、幹のスペシャリストであるゴジュウカラの姿が急に目に付くようになる。


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ツバメ - Barn Swallow - Hirundo rustica

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東京の夏鳥といえばツバメ。毎年やって来ては大通りを川に見立てて車の流れの上をすいすいと泳ぐように飛んでいる(実際の川の上でもやっている)が、今年はやや数が少なくて寂しい。


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キマユホオジロ - Yellow-browed Bunting - Emberiza chrysophrys

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猫の額のような蓋井島の畑のよこの薮で一羽、ポーズを取ってくれたやさしいキマユホオジロ。初めて見た。


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ミヤマホオジロ - Yellow-throated Bunting - Emberiza elegans

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オオマシコの時にちょっと触れた、なぜここに君が、のミヤマホオジロ。中部山岳の中腹、標高1200m くらいの山の中である。ヒワやカラなどの山の鳥、寒いところの鳥が勢ぞろいなのは理解できるが、このミヤマホオジロには少々驚いた。

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オオソリハシシギ - Bar-tailed Godwit - Limosa lapponica

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シギという鳥はどういうわけか見ているとどこか寂しそうに見える。数が少なくて、孤高感を醸し出す大きめのシギはますますそう。見ていると、胸が塞がる気分。


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オオマシコ - Pallas's Rosefinch - Carpodacus roseus

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標高約1200m、雪の積もったひと気のない雑木林、なぜかミヤマホオジロ一羽を従えて、ひそやかに暮らしていた一群の赤い鳥。


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ルリビタキ - Red-flanked Bluetail - Tarsiger cyanurus

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今年は家の横のスペースにアオジが来る、シメが来る、シロハラも来る、と喜んでいたら、とうとうルリビタキまで来た。杉並でルリビタキなんて、今まで2回しか見たことがない。


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ヒバリその2 - Eurasian Skylark - Alauda japonica

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ヒバリつながりで、今度は日本の普通のヒバリ、二回目。一回目は愛媛のこちら



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ハヤブサ - Peregrine Falcon - Falco peregrinus

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ハヤブサという鳥は結構どこにでもいるけれども、どこでもあまり多くは居ない。それに、たまに現れても即座に視界から消えていくから、出会うと何となく得をした気分になる。


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イイジマムシクイ - Iijima's Leaf-Warbler - Phylloscopus ijimae

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這いずり日記のところでイイジマムシクイの話を書いたら、それはどんな鳥なのか、そもそもムシクイとはどういう格好をした鳥なのか、と質問を受けたので、こちらでイイジマムシクイの写真を上げておくことにする。

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ケイマフリ - Spectacled Guillemot - Cepphus carbo

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昨年の今ごろというともう遠い昔のような気がするが、ともかく、一年前は何をしていたのだろう?と考えたら、北海道に行っていたことを思い出した。


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クロガモ - Black Scoter - Melanitta nigra

急に寒くなったので、冬の写真から、クロガモ。真冬に、北の方から日本にやってくる海ガモでは比較的数の多いもの。


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チュウヒ - Eastern Marsh-harrier - Circus spilonotus

右手の方から、チュウヒ特有の、葦原を舐めるような飛び方で現れて、ふと僕の方に気がつくとニヤッと笑った。


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タイリクハクセキレイ - White Wagtail - Motacilla alba

うん十年前、まだ学生だった頃、駅前の銀行のビルの壁面にたくさんのハクセキレイが集結しるのを見つけてびっくりしたものだ。それ以前には(少なくともしばらくの間)東京の市街地にセキレイはいなかった。その頃に何かきっかけがあったのか、圧迫があったのか、それはわからない。

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サメビタキ - Dark-sided Flycatcher - Muscicapa sibirica

ヒタキが好きだ、と書いた手前、ヒタキの二連発目。サメビタキはキビタキやオオルリに比べると地味だし、数も少ないが、やはり好きな鳥だ。


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キビタキ - Narcissus Flycatcher - Ficedula narcissina

ヒタキが好きだ。カラスもスズメも、サギもシギも好きだけれど、やっぱり林の奥からヒタキの声が聞こえてくると、心の底から嬉しくなる。鮮やかな色、特徴ある飛び方、それから、気が強そうでいて、結構びくびくしているところ。


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オオセグロカモメ - Slaty-backed Gull - Larus schistisagus

手や足の指が痛くなるほどの、キンキンに冷えた冬の朝。空が青くて、カモメが白い。なんだかそれだけで嬉しくなってくるのだった。カモメは、大人になって白黒のはっきりついた奴がやっぱり上等だ。

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カラフトワシ - Greater Spotted Eagle - Clanga clanga

遠くの高いところから、雑巾みたいな猛禽類が飛んでくる。なんだぁ、あれは?と思わず歩みを止めてじっと見ていると、これが見たことのない鷲なので驚いた。ふと気付くと、他にもギャラリーが出ているのでもう一度吃驚した。


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ドバト - Domestic Pigeon - Columba livia f. domestica

世界中どこの町でもだいたい居て、多少は人間に疎んじられていて、そういうことにはお構いなしに食べ、眠り、交尾している連中。カメラを向けると近寄って来たりするのが、何とも言えないやるせない感情を残す。もちろん鳩はそういうことにもお構いなしだ。

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シロハラ - Pale Thrush - Turdus pallidus

秋に伐採や剪定が入ったせいか、今年の僕のホームグラウンドは、例年よりかなり明るい。そして、鳥がいなくて淋しい。アカハラもシロハラもいないし、シメもいない。ましてやルリビタキなど望むべくもない。身を隠すような繁みが少なくなっただけでなく、明るくなったことで散歩する人、犬、場合によっては放し飼いの犬までが我が物顔に走り回っている。

ということで今年の冬はもう半ば諦めたので、またどこかに出かけるつもりだ。ただ仕事の区切りがなかなかつかない。写真は三年前、シロハラが多かった冬の写真から。だらっと羽を下げるお得意のポーズが少し懐かしい。
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マナヅル - White-naped Crane - Antigone vipio

明けましておめでとうございます。昨日家に戻りました。


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ユリカモメ - Black-headed Gull - Chroicocephalus ridibundus

暮れに家に友達をよんで集まり、遅くなったから駅まで車で送っていったら前のほうから異音がし、異臭もしてきたから慌てて修理に出した。原因は浮かれてひと手間省いた僕の責任と判りひと安心した。車を修理に預け駅まであるく帰り道、橋から運河を覗くとユリカモメが集まっていた。 View Photo...

モズ - Bull-headed Shrike - Lanius bucephalus

今年も家の近所にモズがやって来た。年によって来たり来なかったりするが、ここのところは定着といって差し支えない状況だ。孤独をたのしむように、一羽であちら、こちら、移動しつつ遊んでいる。杉並も、僕が子供の頃はもはやモズなんて居なかったから、ようやく復活してきたということなのであろう。もっとも、僕も産まれるのがあと十年か十五年早かったら、庭をウズラが走り、天井裏をイタチが駆けていたという話だから、戦後から昭和四十年代にかけての環境はずいぶん変わったものと見える。 View Photo...

メジロ - Japanese White-eye - Zosterops japonicus

小さな体、ちょっと意地悪そうな眼、シールを貼り付けたような白いマーク、鮮やかな黄緑の羽毛、か細く優美な地啼き、清かなさえずり。日の光のなかを行き来するメジロはまぶしい鳥だ。

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ミツユビカモメ - Black-legged Kittiwake - Rissa tridactyla

寒くなってきて、しきりに思い出されるのがこの鳥である。寒風吹きすさぶ冬の海を、あちらと思えばまたこちら、びっくりするような速度と敏捷さで縦横に飛び回る。頭の位置だけを前向きに固定して、首を軸に体を右に左に回転させ、ちらとこちらを見てからあっと言う間に視界から遠ざかる。時々、高い波の間に、一族郎党が白い泡のように頼りなく浮かんでいるのが見える。カモメといえば、何となく浜でうだうだしながら人のものを突っついているようなイメージを漠然と抱いていたけれど、このカモメは冷たい海で生きる性能を十全に備えた小型戦闘機なのだった。 View Photo...

アカハラ - Brown-headed Thrush - Turdus chrysolaus

散歩コースの裏の公園の秘密の一角にいつも居座って、ここ二か月、嫌そうな顔をしながら僕を迎えてくれた三バカトリオ(シメ、シロハラ、マミチャジナイ各一羽)の一角。格好の遊び相手だったが、こいつらとももうすぐお別れの時が来る。

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マガモ - Mallard - Anas platyrhynchos

子供の頃、鳥の図鑑のお気に入りは、切なそうに前方を凝視するツグミと、このマガモだった。今思うとなんでマガモだったのかやや不思議だが、緑にかがやく頭が好きだったような気がする。どこにでも居る鳥だけれど、毎年、家の近所に来るのは一羽、せいぜい二羽というところ、今年もその一羽を確認できてちょっと嬉しい。

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ホシハジロ - Common Pochard - Aythya ferina

ホシハジロがなぜか一羽、頑固そうな英国紳士といった風情で泳いでいた。ホシハジロを見ると、いつも目が気になる。僕が知らないことを知っている、そんな目だ。


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ヒヨドリ - Brown-eared Bulbul - Hypsipetes amaurotis

地道に近所でバードウォッチングシリーズの続きは、葬式の帰り、町田で見たヒヨドリにした。以前、アメリカ人バーダーの来日鳥観察レポートを読んだのだが、ヒヨドリを評して、この鳥はひどい、姿は**のように醜く、鳴き声は**のようにおぞましい、と書いてある。気持ちは判らないでもないが、晩夏の頃、明け方チーパルピヤ等と囀る声はそれなりに素敵だし、体調がよく、気分がささくれていない時の姿はそれほど捨てたものではない、ほら。
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ヒバリ - Eurasian Skylark - Alauda arvensis

チリチリと遠く頭上でさえずるヒバリをぽかーんと眺めていたら、色々なことがわかった。風の具合によっては羽ばたかずにホバリングすること。それから、右を向いたり、左を向いたり、存外にキョロキョロしながら囀っていること。やっぱりヒバリは晴れた日がいい。それも、逆光ならさらにぴったりだ。 View Photo...

ヒシクイ - Tundra Bean Goose - Anser serrirostris

ヒシクイを含めたガンの仲間は、日本からどんどん追い出されそうになっている種類の一つといっていいだろう。この写真とは違うが、青森の海のはるか沖合の海上すれすれ、風に隊列を崩し、なき交わしながら渡るヒシクイの群れを船の甲板から見て、先日少なからず心を打たれた。 View Photo...

ビンズイ - Olive-backed Pipit - Anthus hodgsoni

久しぶりに小金井の尼寺で食事をした。雨が上がったから、帰りに小金井公園によることにした。小学生か中学生くらいの時、何かのついでに行った記憶があるが、記憶と呼べないほどにあやふやになっている。実際に歩いてみると、いつも散歩がてら行っている裏の公園に比べると、水がないけれどもだいぶ広い。

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ハシボソガラス - Carrion Crow - Corvus corone

誰が何といおうと、カラスは断然、カッコいい。紫に輝く漆黒の体躯、メタリックな嘴と脚。そして都会ではほぼ唯一、自分から人間にコミュニケートしてくる勇気と頭脳。大学生の時、ベンチで居眠りをする頭をコツコツと後からつつかれてから、僕は断然、カラスの味方だ。 View Photo...

ハシブトガラス - Large-billed Crow - Corvus macrorhynchos

オーストラリアのMagpie(カササギフエガラス。本館ではモリツバメのページに収録)ほどではないけれど、もう少し精進すれば相互にコミュニケーションできそうな気がするのがこのカラスだ。個体によってはカァカァと呼ぶとカァカァと返事をしたり、あるいは理事をからかいにやって来て足を引っ張ったりする奴がいるが、あと一歩、いや三歩くらい、ちょっともどかしい。
追記:前回のエントリでシメがいない、と書いたが、その後遭遇した。木の高いところにいて羽繕いをしていた。
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ハシブトガラ - Marsh Tit - Poecile palustris

鳥の写真が多いから、本当は別のものにしようかと思っていたのだけれど、ハードディスクの交換があって出鼻をくじかれる。昨日、今日と寒いから、去り行く冬を惜しんで、北海道のハシブトガラにする。

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トビ - Black Kite - Milvus migrans

トビにはいつも自分の存在を持て余しているような、どこか重い風情があるけれど、この日のトビはくるくると旋回し、のぼり、また羽ばたいて、いつまでも飽くことがなかった。


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ツグミ - Dusky Thrush - Turdus eunomus

その、とろとろと光る漆黒の目玉に、僕はどのように映っているだろうか。


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チュウシャクシギ - Whimbrel - Numenius phaeopus

いぶかしがる【訝しがる】不審に思って知りたがる。(広辞苑)


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シメその2 - Hawfinch - Coccothraustes coccothraustes

特別にシメがたくさん来た、今年の冬の記念に。


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シメ - Hawfinch - Coccothraustes coccothraustes

裏の公園にシメが一羽いる。はじめの頃はいつもビクビクとして木の高みにいたけれど、最近はすっかり落ち着いた。少々頭でっかちだけれど、端正で美しい鳥だ。


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ジュウイチ - Rufous Hawk-Cuckoo - Hierococcyx hyperythrus

あきれる程に大きく開ける口のせいもあるし、ヒステリックな歌い方や唐突に大きな目玉にも原因があると思うけれど、どこかちょっと頭が変な鳥、と思わせるところがある。夜も啼くというし。
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クロツラヘラサギ - Black-faced Spoonbill - Platalea minor

関門の辺で二日ほど自由な時間が取れたので、博多湾に行ってきた。干潟のまわりをうろうろと見ていると、先日澎湖でも見たクロツラヘラサギが居る。クロツラヘラサギの繁殖地は遼寧省と38度線地帯の二ヶ所しかないということを何かの記事で読んだが、そうすると先日の澎湖組と今回の博多湾組は顔見知りなのかもしれない。こんな嘴だから、首から上の羽繕いは手近なところにいる二羽ずつで済ますのが面白い。 View Photo...

キバシリ - Eurasian Tree-creeper - Certhia familiaris

うまく言えないが、共通の話題がなくて、縁が薄いような感じのする鳥だ。ある日突然アッシジの聖フランチェスコに生まれ変わっても、こいつらは話を聞きに来ないような気がする。ひょっとすると、顔の向きが違うからかもしれない。

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キジバト - Oriental Turtle-Dove - Streptopelia orientalis

家に帰ってきたから、状況観察を兼ねて裏の公園をゆっくり散歩して回った。都内で珍しいところではアトリが居た。アトリの居た木の根元の枯れ葉の溜まりでは、キジバトが五羽、人が通っても写真を撮っても全く動ぜず、ひたすら葉っぱをひっくり返しながら餌を探していた。ただしこの写真は一昨年の秋、松山城で撮ったもの。 View Photo...

キジその2 (♀) - Green Pheasant female - Phasianus versicolor

以前掲載した雉の雄の写真と対をなすと言うか、有り体に言えばその雄の奥さんの写真である。今回もちょっと迷ったので二枚まとめて。

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キジ - Green Pheasant - Phasianus versicolor

八ヶ岳山麓にある山荘を借りて、窓を開けて読書をしたり、うたた寝をしたりしていると、ケンケーン、というか、ギェギェー、というか、とにかくキジの鳴き声があちこちからしてくる。声が近づいてきたら、邪魔にならない程度の見晴らしの良い場所に退避して、カメラを構えて待つのである。そうすると、間もなくつがいのキジが現れて、僕の顔を覗き込んだり、他のキジの声を分析したりしながら、地面をついばみついばみ、通り過ぎていく。雌は案外無頓着で、雄の方が警戒心の強いのは人間同様である。それにしても、キジも啼かずば撃たれまい、とはよく言ったものだ。 View Photo...

カワウ - Great Cormorant - Phalacrocorax carbo

本当は、おおきなアメリカザリガニを呑み込もうとする、悪魔的な風貌をしたカワウの写真がスタンバイしていたのだけれど、それではYahoo!のニュースから流れて来た方に悪い印象を残しかねないので、ここはぐっと我慢して、婚姻色の鮮やかなこの冬の写真に急きょ差し替えることにした。独特の、いや孤高の美学と言っておこう。 View Photo...

カルガモ - Spot-billed Duck - Anas Poecilorhyncha

静かな気配を感じて眼を上げると、倒木越しにこちらを窺うカルガモと視線が交錯した。

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カイツブリ - Little Grebe - Tachybaptus ruficollis

カモやサギのなかに交じり、この小さな鳥がぽつん、と浮かんでいるだけで何だか自然の奥行きが深くなったような気がする。裏の公園の水鳥軍の貴重な二番バッターである。

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オナガガモ - Northern Pintail - Anas acuta

端正な柄のカモだけれど、最近は結構どこにでも居る。家の近所では、餌を撒く人々に群がっている。

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エナガ - Long-tailed Tit - Aegithalos caudatus

エナガは忙しい鳥だ。ふわふわとした体をきびきびと動かし、何やらブツブツと呟きながら、休みなく餌を求めて動き回る。僕と違って、立ち止まったり、振り返ったり、あまりそういうことはしないようだ。


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ウグイス - Japanese Bush-Warbler - Horornis diphone

一年に一度、いやひょっとしたら一生に一度だけ、強気でりりしいウグイスの雄。りりしさ、しかと受取りました。


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アカゲラ - Great Spotted Woodpecker - Dendrocopos major

三バカに会いに裏の公園に行く。寄生蜂や吊虻に春を実感しながら耳を澄ますと、キョ!キョ!どけ!どけ!とアカゲラが啼いていた。普通種だけれど、近所では初めて見る。これでこの冬は30種類くらいだろうか、東京の冬もまだそう捨てたものではない。

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アオサギ - Grey Heron - Ardea cinerea

Yahoo!の動物ニュース(京都迎賓館のコイがピンチ)からのリンクで流れてこられた方からいくつか質問があったので、急きょアオサギ、ダイサギ、カワウの三連発を行くことにします。写真は今ひとつだけど、まぁ号外のようなものです。
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アオゲラ - Japanese Woodpecker - Picus awokera

裏の公園に散歩に行って、耳を澄ますとぴゅう、ぴゅう、と甲高い声がする。鷹が出てきた時の準備をしながら声のする方に近寄っていくと、アオゲラだった。都会のこんな場所で、確かにとても少ないのだが、それでも時々見かけることがある。先月も近くの林で見かけたし、昨年は少し上流の池のほうで交尾し、営巣したとも聞いた。だいぶ前だけれど、早朝に家の屋根のアンテナで啼いていたこともある。しぶとく生きているのは間違いないのだが、それでも嫁探しは大変そうだ。そう考えると、ぴゅう、ぴゅう、という声も何だか悲痛な叫びに聞こえて来るのだった。幸運を祈りたい。 View Photo...
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