pmnh wildlife portrait archive : birds

コガモ - Common Teal - Anas crecca

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小屋のあるところから、けもの道や、古い仕事道や、水路や、林道や、いろいろ組み合せながら斜面を上がり、林を抜けて行くと、溜池がいくつもある。


大きなものでもないし、さほど豊かというわけでもなさそうだから、なにか特別の水鳥が常駐したり、潜んだりしているわけではないが、ときどきのぞきに行くと、その時々で変わったものが休んでいることがある。最近でも、カルガモオナガガモ、オオバン、スズガモなどがいた。昨冬は、まだ結氷していない小さな水面を見つめるカワセミがしばらくいたこともある。いずれにしても、見つけても、次また見にいくといなくなっていることがほとんどだ。そして別のものがいたりする。人は滅多にいない。

この時は、終わりがけの黄葉が水面に映り、そこに夕陽がさしこんで実にゴージャスな夕暮れだったが、僕が勝手に一の池と呼んでいる池の岸に腰を下ろしてしばらく眺めていると、岸の茂みからつつー、と二羽コガモが出てきて、こちらの様子を窺った。とは言えさほど緊張している様子もないし、こちらも何だコガモか、という調子だからゆるゆるとよい感じに時間が経過した。

写真を撮っていたら視界が金ピカだったから、あぁ正月用の写真にいいかも、とか思った、その予定通りに採用とする。別にめでたいことは何もないが、処世術のようなものというか、習慣の残骸と申しますか。

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[写真撮影 : 2016/12 - 長野県 - 約35cm - 個人的博物館本館のカモ類のページへ]
[photo data : 12/2016 - Nagano, Japan - about 35cm - visit the main museum "
Ducks & Geese"]
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