pmnh wildlife portrait archive : birds

ズグロトサカゲリ - Masked Lapwing - Vanellus miles

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前回ケリの項で、「別の近縁種も色々見たけれど、頬にタレタレがついていたり、奇矯なものが多くて、日本のケリとは」印象が違うと書いた。そうしたら、タレタレとは何だ、どう違うのだ、と質問があったので、タレタレがついた奇矯なケリを出すことにした。

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ケリ - Grey-headed Lapwing - Vanellus cinereus

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J1復帰を祈念して伊勢の帰りに立ち寄った磐田で、久しぶりにケリを見た。うれしかった。


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ミヤコドリ - Eurasian Oystercatcher - Haematopus ostralegus

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端境期でめぼしい鳥が出ないのと、雑事多忙につき新作の編集に時間が割けないのとで、昔の写真の虫干しをすることにした。

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オオハシアジサシ - Large-billed Tern - Phaetusa simplex

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さすがに南米大陸ともなると川は大河で、水は滔々と、というより半ば暴力的に流れている。当然魚も多い。とすると、アジサシの出番。

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コアジサシ - Little Tern - Sternula albifrons

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雨ばかり降って鬱陶しい時は、アジサシが見たくなる。というわけでコアジサシ。


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ユリカモメその2 - Black-headed Gull #2 - Chroicocephalus ridibundus

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8月のうちに夏っぽいのを。日本ではだいたい冬羽で見ることが多いけれど、すかっと晴れた空の下、夏羽のユリカモメは爽快。

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ムナグロ - Pacific Golden Plover - Pluvalis fulva

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何年前かの冬、ひとりで大東島に行った。何か居るかな?という漠とした期待に応えるような鳥はいなかったけれど、100数十羽のムナグロの群れがいた。

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ベニアジサシ - Roseate Tern - Sterna dougallii

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アジサシついでにもう一つ。これは十年ほど前、沖縄から離島行きの渡船に乗った時に見たアジサシ。

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アジサシ - Common Tern - Sterna hirundo

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アジサシの仲間はどうしても海のイメージが強いが、モンゴルの内陸にもちゃんといたのでちょっと驚いた。

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ミズベイシチドリ - Water Thick-Knee - Burhinus vermiculatus

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なんでイシチドリと呼ばれているのかは不勉強にして知らないが、ときどき確かに石のように固まっていることがある。保護色だから、警戒体制に入っているのかも知れない。

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シロチドリ - Kentish Plover - Ochthodromus alexandrinus

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浜辺について、眼の焦点があってくると、何もいないと思われた灰色の面に、ひとつ、ふたつ、機敏に動く点が見えてくる。チドリだ。


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ミフウズラ - Barred Buttonquail - Turnix suscitator

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歌舞伎の隈取のような顔の模様と、藤子不二雄的というか、人を食ったような目のグラフィックがおもしろい。紆余曲折を経て、最近はカモメの近縁とすることに落ち着いたらしい。

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オオソリハシシギ - Bar-tailed Godwit - Limosa lapponica

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シギという鳥はどういうわけか見ているとどこか寂しそうに見える。数が少なくて、孤高感を醸し出す大きめのシギはますますそう。見ていると、胸が塞がる気分。


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ケイマフリ - Spectacled Guillemot - Cepphus carbo

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昨年の今ごろというともう遠い昔のような気がするが、ともかく、一年前は何をしていたのだろう?と考えたら、北海道に行っていたことを思い出した。


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セイタカシギ - Black-winged Stilt - Himantopus himantopus

皆が言うことだが、澎湖は本当に風が強い。夏の短い間だけは暑くて、天気も良くて、素晴らしいという話なのだが、僕が行った十一月はもちろん寒くて、雨も降って、風もびょうびょうと吹きすさぶ、夢の去った不機嫌な澎湖だった。


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オオセグロカモメ - Slaty-backed Gull - Larus schistisagus

手や足の指が痛くなるほどの、キンキンに冷えた冬の朝。空が青くて、カモメが白い。なんだかそれだけで嬉しくなってくるのだった。カモメは、大人になって白黒のはっきりついた奴がやっぱり上等だ。

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ユリカモメ - Black-headed Gull - Chroicocephalus ridibundus

暮れに家に友達をよんで集まり、遅くなったから駅まで車で送っていったら前のほうから異音がし、異臭もしてきたから慌てて修理に出した。原因は浮かれてひと手間省いた僕の責任と判りひと安心した。車を修理に預け駅まであるく帰り道、橋から運河を覗くとユリカモメが集まっていた。 View Photo...

メダイチドリ - Lesser Sand-Plover - Eupoda mongola

とりあえず梅雨明けらしいので涼しげな奴を一枚。暑中見舞は梅雨明けから8月7日頃に来る立秋の間に出すそうだが、梅雨明けがこんなに遅いと慌ただしいことこの上ない。なお、本館・別館とも真夏モード(暑いため動けない。暑いため出かける)に入っており更新頻度が低下しています。 View Photo...

ミツユビカモメ - Black-legged Kittiwake - Rissa tridactyla

寒くなってきて、しきりに思い出されるのがこの鳥である。寒風吹きすさぶ冬の海を、あちらと思えばまたこちら、びっくりするような速度と敏捷さで縦横に飛び回る。頭の位置だけを前向きに固定して、首を軸に体を右に左に回転させ、ちらとこちらを見てからあっと言う間に視界から遠ざかる。時々、高い波の間に、一族郎党が白い泡のように頼りなく浮かんでいるのが見える。カモメといえば、何となく浜でうだうだしながら人のものを突っついているようなイメージを漠然と抱いていたけれど、このカモメは冷たい海で生きる性能を十全に備えた小型戦闘機なのだった。 View Photo...

チュウシャクシギ - Whimbrel - Numenius phaeopus

いぶかしがる【訝しがる】不審に思って知りたがる。(広辞苑)


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ダイゼン - Grey Plover - Pluvialis squatarola

結構どこにでもいるくせに、実はどこにも居場所がないように、おどおどと遠慮がちに遠くの浜を歩いている鳥。潮が満ちた時、一羽が珍しく近くに寄ってきて、例によって遠慮がちにあたりを見回した後、僕の左横、10m先に腰を下ろした。世間話がしたくなるような、なんだかいい雰囲気だった。 View Photo...

ヒメクロアジサシ - Black Noddy - Anous minutus

これでも一応夏なんだし、たまには明るいのを。


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キアシシギ - Grey-tailed Tattler - Heteroscelus brevipes

話には聞いていたが、実際に澎湖の風は強い。人間だけでなく、シギやチドリだっておっとっとっと、とよろけながら歩いている。


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アオアシシギ - Common Greenshank - Totanus nebularia

シギなどの水鳥はよく似ている上に、世界中あちこちを行き来しつつ、あるいは入り交じって棲息しているからただでさえ判りづらいのに、各国語が自らの事情や言語感覚に基いて勝手に名前を付けるので、命名のズレがまた複雑である。英語でキアシと言えばアメリカ大陸のシギなのに、日本のキアシシギは英語圏では尾が鼠色のオシャベリ鳥になり、それぞれを踏襲したと覚しい台湾・中国の図鑑では、前者が黄足シギ、後者が灰尾シギという塩梅だ。それが仏語圏に行くと今度はシベリアの騎士になったりするから可笑しい。写真のアオアシシギは比較的個性的で、確かに長目の脚が青灰色だから、日本語でアオアシ、英語で緑脚、中国語圏は青脚と、まずは誤差の範囲内に出揃ったと言えるが、仏語の図鑑では吠える騎士とあった。 View Photo...
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