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[這いずり日記] 茨城 2025/春

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クロツグミを筆頭に、渡り鳥が到着する季節なので痛かったのだが、水戸でまた毛並みの変わった仕事があったので、直帰せず、少しずつ寄り道をして、主に茨城の春の鳥と巨木を見てきた。

茨城に行くのはずいぶん久しぶりだ。平野または丘陵地帯で、木が茂り、水が豊か。社寺に立派なものが多く、また屋敷もあちこちにあって、残っていた記憶よりも豊かな地域、という感を強くもったが、人はやっぱり少し田舎っぺ(笑)という印象だった。
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鳥だけを見ると、最近はめっきり数も少なくて悲しくなるから、木と組み合わせるのは悪くない。こんな長寿の、大きな生き物に身近に接することができて、無言の会話を持つことができて、心が清められる気がする。村落、民家のはざま、場所を確かめ確かめ、恐る恐る私道を進んだ奥に大きな木が唐突に現れて、その根元の祠に「お参りありがとうございます」などと書いた札が置かれていたら、なおさらだ。

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必ずしも巨木だけを見ているわけではないが、大きくなる木、目立つ木は限られる。ケヤキやスギ、カヤ、イチョウなどは長野と同じだが、標高が低く暖かい分、スダジイやタブノキなど、普段みなれない木があって新鮮だった。

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鳥は霞ヶ浦で、セッカの縄張りフライトを見たのがトピックス。あと、タシギが二羽、目の前を飛んでいったくらい。ただ、茨城はスズメが多くてちょっと安心した。

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そして、長野に戻ると、ちょうど(たぶん一週間ほど遅れて)やって来たクロツグミが陣取り合戦を繰り広げているところだった。


[写真撮影 : 2025/04 - 南茨城各地] [photo data : 04/2025 - South-eastern Ibaraki, Japan]





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