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イソヒヨドリ - Blue Rock-Thrush - Monticola solitarius

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浜辺は海鳥・水鳥を見るにはよいが、普段は山がホームグラウンド。勝手が違って寂しい時に、この鳥が心配するように出てくるととてもほっとする。僕からすれば、海と山をつないでくれる近しい鳥だ。

日本では♂の腹が赤くて確かに磯にいるのだけれど、結構世界中にいて、全身青いのもいる。♀はトラツグミみたいな茶色の細かい紋様。日本以外では、台湾では阿里山の上の高山林にいたし、ピレネーでは近縁種は森林限界の上にいた、という具合に山にいたり、里にいたりするが、だいたい見るとわかる。変な声も出すが、さえずりは達者で美しい。

それにしても、日本では島に行けばだいたい間違いなく出てくる。最近のことを思い返しても、甑島では病気のオスに気に入られてしばらく横にいてくれた。津和地でも海沿いの道の堤防でモデルになってくれたのが居た。幼鳥が車道の脇の茂みで立ち往生していたのはどこの島だっただろうか。

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↓♀
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ついでに蔵出し。これは愛媛県西海町 2010年の春に撮ったもの。
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同じく♀

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これは2007年にタイのトラン県で撮ったもの。厳密に言うと、亜種が違って、上の腹の赤い連中は Monticola solitarius philippensis、こちらはM. s. madoci
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[写真撮影 : [1][2][3]筑前大島2015/11 / [4][5]愛媛県西海 2010/04 / [6]タイ・トラン県 2006/09 - ヒタキ科 - 22-23cm - 個人的博物館本館のヒタキの仲間のページへ]
[photo data : [1][2][3]Chikuzen Oshima 11/2015 / [4][5] Ehime 04/2010 / [6] Trang Prov. Thailand 09/2006 - about 22-23cm - visit main museum "
Old World Flycatcher"]
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