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カワラヒワ - Grey-capped Greenfinch - Chloris sinica

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珍客が来たり、常連にも多い少ないはあるけれど、山の冬は基本的にヒワ類が優占している。


今年の冬は例外的にアトリが多いことは何度も書いた。冬鳥だとこのほかにシメは例年並み、マヒワやベニマシコはやや少なめ、オオマシコは今のところ欠席。一方一年中見かける留鳥だと、イカルとこのカワラヒワがいる。とりわけ丈夫な嘴で、木に残った、あるいは地面に落ちた固い実をぷちぷちと潰して食べている。

カワラヒワは何かの都合で林にも入ってくるけれども、基本は畑の鳥だ。小屋の近辺で最近見ないな、と思っても、下の部落の畑までぶらぶら下って行くと、すぐ群れを見つけることが出来る。数の多い鳥だ。東京にも居る。

この時は風の強い夕方で、ほっぺたがちぎれるくらいの冷たい風が、西の方から、びゅう、びゅうと吹いていた。もう痛いくらいだったから、吹きさらしのこの道を進むのを諦めて、右の林に下りたくらい。ふと見ると、道の脇の電線に、カワラヒワが何羽か止まって、西日を眺めている。突風が来るたびに滑り落ちそうになり、その都度バタバタとバランスを取るのがおかしくて、何枚か写真を撮った。

比較的最近 Carduelis から属が別れてこの学名になった。ヨーロッパにいるカウンターパートは
こちら

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[写真撮影 - 2016/12 - 長野県 - 約14cm - 個人的博物館本館の「ヒワのなかま」のページへ]
[photo data - 12/2016 - Nagano, Japan - abt 14cm - visit the main museum (“
True Finches, Old-World Grosbeaks and allies”)]
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