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アトリ - Brambling - Fringilla montifringilla

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例年肌寒くなると早速アトリがやって来て、頭上で渦を巻くように群を成して飛ぶのだが、今年は全く見ない。

特に去年は多かった。夕暮れの頃、川沿いの山道を歩いていると、ねぐらに帰るのだろうか、山の方から、里の方へ、いくつもの群れが次々と僕を追い越していくのも楽しかったし、何よりも、小屋の前の林床、落ち葉の積もった空き地に20羽くらいは常駐していつもゴソゴソやっていたから、まず姿を見ない日と言うものはなかった。

それが今年はゼロ。マヒワにしてもアトリにしても、年によって多い少ないはあることは仕方ないが、さすがにゼロはないよなあ。

ちなみにアトリの来ない落ち葉の空き地は、今年はイカルが頻繁にやって来る。四、五羽の群れがこの辺に常駐しているみたいだね、とか話していたが、今日見たら何のことはない、25羽くらいでゴソゴソやっていた。イカルは留鳥で、だいたいつかず、離れず、身の回りに居る。中勘助が書いていたように、鳴き声が明るくめでたい。馴染みだから、そんなに神経質には逃げない。

あと今年、姿が見えないものはカヤクグリ。そしてまた今年もオオマシコは欠席。レンジャクは正月に来たらしく、親戚廻りをしている間にヤドリギの実を食べて飛び去ったようだ。他の鳥に先駆けて繁殖期いりしたカワガラスが、暖冬のせいもあるのか例年にまして活発に見える。まぁ、そんな感じの冬。

ここ何年かで撮ったものから適宜抽出。順番も季節もバラバラ。


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[写真撮影 - 2016-2019 - 長野県 - 約15-16cm - 個人的博物館本館の「ヒワのなかま」のページへ]
[photo data - 2016-2019 - Nagano, Japan - abt 15-16cm - visit the main museum (“
True Finches, Old-World Grosbeaks and allies”)]
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