[這いずり日記] 栄光の復帰によせて〜長野方面2016/秋その3
09/13/16 01:45 category :travelog
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とは言え、間もなく、久しぶりに海外に観察に行くことになり、そこで体力が必要なのだ、それも登りの。水平方向の移動なら何とかなると思うが、垂直方向となると筋肉は長い間休眠状態にあって、これはかなり心配。少し前から、近所の山に登っ(て熊に会っ)たりして地道に運動はしてきたが、今回は覚悟を決めて、小屋の周りでの観察や雑事は最小限にとどめ、裏の山に登ることにした。
朝八時前に登り始めて、あとはひたすらの登り坂。おばさんやおじさんは先に行ってもらって、じっくり歩いて行く。標高差はだいたい1000mとちょっとだ。こんなに登るのは何年、いや何十年ぶりだろう、とか考えながら(たぶん20年ぶりだ)上がっていくと、テンが出てきた。ぼーっとして見ていると、一匹でぴょんぴょん跳ねている。子ギツネといい、イタチといい、こいつらはいつも楽しそうでいい。見習いたいものだ。
端折ると、ともあれまぁ昼前には山頂にたどり着いた。イワヒバリ、キクイタダキ、キベリタテハ、キアゲハなどがお出迎え。あと多分ベニヒカゲ。台風一過だというのにガスっていて、展望はいまひとつだったが、しばらく呆然と座っていると、幕が開くように、一瞬だけ、かつて登った周辺の山が挨拶するように姿を現した。しかし、遠くの連中は出てこなかった。
足が痛かったり、息が切れたり、登りはまぁ想定内だったが、びっくりしたのは下りで踏ん張りが効かないことだった。太ももの前側の筋肉がいっぱいらしい(笑)。そうか、お前もトレーニングしないといけなかったなあ、とか思う間もなく、ぬかるみと礫岩でずりずりと転びそうになって参る。そういえば親父も下りが遅かったが、それはこういう事情か、と合点がいったり。
あとは、よたよた、ひょこひょこ、時間をかけながら、麓まで戻った。40年前の山岳部員による、登山への栄光の復帰を、道中、輝かんばかりにうつくしいホシガラスの一群と、つましい暮らしのリスの夫婦が祝ってくれた。
本番の標高差は1500m。さぁ大丈夫かな。
絶賛開花中というか店じまい中というか(△新、▼間もなく終了):シロツメクサ、アカツメクサ、ヒメジョオン、マツヨイグサ、▼キンミズヒキ、▼ヤマホタルブクロ、▼ゲンノショウコ、クサノオウ、ヤブジラミ、オトコエシ、イタドリ、ベニイタドリ、クサフジ、▼コバギボウシ、キツリフネ、ツリフネソウ、ヤマハギ、ママコナ、オオバコ、イヌゴマ、ツユクサ、▼アラゲハンゴンソウ、チョウセンヨメナ、▼イヌトウバナ、ヌスビトハギ、キオン、カントウヨメナ、シシウド、▼フシグロセンノウ、▼カタバミ、ヌスビトハギ、フヨウ、▼ヤブマメ、タイアザミ、ミズヒキ、ギンミズヒキ、ナンテンハギ、ママコノシリヌグイ、コウゾリナ、オタカラコウ、△ハンゴンソウ、ヤマトリカブト、ススキ、△サラシナショウマ、この他に未同定ノギク、未同定アザミほかいろいろ。
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↓里は収穫の秋
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[写真撮影 : 2016/09 - 長野県] [photo data : 09/2016 - Nagano]
朝八時前に登り始めて、あとはひたすらの登り坂。おばさんやおじさんは先に行ってもらって、じっくり歩いて行く。標高差はだいたい1000mとちょっとだ。こんなに登るのは何年、いや何十年ぶりだろう、とか考えながら(たぶん20年ぶりだ)上がっていくと、テンが出てきた。ぼーっとして見ていると、一匹でぴょんぴょん跳ねている。子ギツネといい、イタチといい、こいつらはいつも楽しそうでいい。見習いたいものだ。
端折ると、ともあれまぁ昼前には山頂にたどり着いた。イワヒバリ、キクイタダキ、キベリタテハ、キアゲハなどがお出迎え。あと多分ベニヒカゲ。台風一過だというのにガスっていて、展望はいまひとつだったが、しばらく呆然と座っていると、幕が開くように、一瞬だけ、かつて登った周辺の山が挨拶するように姿を現した。しかし、遠くの連中は出てこなかった。
足が痛かったり、息が切れたり、登りはまぁ想定内だったが、びっくりしたのは下りで踏ん張りが効かないことだった。太ももの前側の筋肉がいっぱいらしい(笑)。そうか、お前もトレーニングしないといけなかったなあ、とか思う間もなく、ぬかるみと礫岩でずりずりと転びそうになって参る。そういえば親父も下りが遅かったが、それはこういう事情か、と合点がいったり。
あとは、よたよた、ひょこひょこ、時間をかけながら、麓まで戻った。40年前の山岳部員による、登山への栄光の復帰を、道中、輝かんばかりにうつくしいホシガラスの一群と、つましい暮らしのリスの夫婦が祝ってくれた。
本番の標高差は1500m。さぁ大丈夫かな。
絶賛開花中というか店じまい中というか(△新、▼間もなく終了):シロツメクサ、アカツメクサ、ヒメジョオン、マツヨイグサ、▼キンミズヒキ、▼ヤマホタルブクロ、▼ゲンノショウコ、クサノオウ、ヤブジラミ、オトコエシ、イタドリ、ベニイタドリ、クサフジ、▼コバギボウシ、キツリフネ、ツリフネソウ、ヤマハギ、ママコナ、オオバコ、イヌゴマ、ツユクサ、▼アラゲハンゴンソウ、チョウセンヨメナ、▼イヌトウバナ、ヌスビトハギ、キオン、カントウヨメナ、シシウド、▼フシグロセンノウ、▼カタバミ、ヌスビトハギ、フヨウ、▼ヤブマメ、タイアザミ、ミズヒキ、ギンミズヒキ、ナンテンハギ、ママコノシリヌグイ、コウゾリナ、オタカラコウ、△ハンゴンソウ、ヤマトリカブト、ススキ、△サラシナショウマ、この他に未同定ノギク、未同定アザミほかいろいろ。
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↓里は収穫の秋
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[写真撮影 : 2016/09 - 長野県] [photo data : 09/2016 - Nagano]
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