pmnh wildlife portrait archive : birds

タンチョウ - Red-crowned Crane - Grus japonensis

例年のように、正月だからまぁ適当に目出度そうなものを、と探していたら、丹頂鶴を思い出した。どまんなかのストレートとも言うべき目出度さ。

震災の年に撮ったものだ。ちょうど震災の前の月、理事がアフリカへ行ったので、僕はレンタカーを借りて釧路で降り、北海道でブラブラしていた。別海町とか中標津とかに向かう途中、湿原の辺で丹頂に表敬訪問した時の写真になる。知らなかったが、この辺はこの季節、世界中から物好きが集まるらしい。ちょっと身の置き場がなかったから、早々に撮影だけ済ませて、海を目指した。

近況を書いておくと、今年は気温はやっと少し下がるようになってきたが、雪が少なくて、まだ根雪はない。いまのところ、最低気温はかつかつ -10度くらい。理事がまめに火を焚くので、室内は独居の時よりずいぶん暖かい。鳥は最低ラインはクリアしているけど、ちょっと少ない。夜中に小屋の前でキツネが吠える。森の奥で殺されていた狐の親族だろうか。何か訴えたいのだろうか。

というわけで新年おめでとうございます。ここのところ、どういうわけか仕事が立て込んでいて、博物館本館のリニューアルは大幅に遅れています。いま、日本語の、鳥のところがだいたい 75% くらい終わったところ。



↓吐く息が白くてちょっとすてき。








[写真撮影:2011/02 - 北海道 - 約100-130cm - 個人的博物館本館のツル・クイナのページ]
[photo data : 02/2011 - Hokkaido, Japan - abt. 100-130cm -
go to page “Cranes & Rails” of the main museum]


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