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オーストンヤマガラ - Owston's Varied Tit - Sittiparus owstoni

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長野にある観察小屋は、山の中腹の渓流の近くの林にあるが、案外ヤマガラは少ない。シジュウカラ、ヒガラ、コガラが右往左往しているのに比べるとこれは意外だった。

それでも一定数はいるようで、月に一回くらいは目にする機会がある。先日はまだ二月だというのに、木の高い方で色気を出した啼き方をしていた。囀り、とまでは行かないが、その一歩手前。ただの事務的な声とは明確に異なる。

本州の普通のヤマガラは頬のところの色がクリーム色だが、伊豆諸島の南の方に居着いているのはオーストンヤマガラといって、頬も腹などと同じオレンジ色の配色になる。小学校の頃に愛読していた鳥の図鑑に、しっかりとオーストンヤマガラが記載されていたから、八丈島に渡り、うん十年越しで実物を目にして、ちょっと顔が緩んでしまった。

ただ意外だったのはオーストン君の図体がちょっとボテッとして大きいことだった。こういうのはなかなか実物を見ないとわからない。

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※ 2019/11 学名を変更しました。

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写真撮影 : 2012/03 - 八丈島 - 15cm - 個人的博物館本館のカラのなかま・エナガのなかまのページへ]
[photo data : 03/2012 - Hachijô Island, Japan - abt. 15cm - visit the main museum ("Tits and other tit-like birds")]
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