pmnh wildlife portrait archive : birds

ヤマショウビン - Black-capped Kingfisher - Halcyon pileata

1609blackcappedkingfisher8600_w
一昨日クロツグミも到着し、もう続々と夏鳥が配置に入っているから、今年の冬鳥を総括しておくと、まぁ濃淡はあるがやや冴えない訪問状況であった。

成績の良かった方から書くと、昨年、一昨年とほぼ壊滅状態であったアトリが復活し、小屋の周りに常駐し、元気に枯れ葉をひっくり返していた。

例年並みだったのは、カシラダカ、
ミヤマホオジロルリビタキシメ、ベニマシコ、シロハラツグミあたり。あとカモ類コガモマガモ、キンクロハジロ。ダイサギ(亜種ダイサギ)あたりもここか。

冴えなかったのは、ちら、ほら、としか姿を見せなかったマヒワ。
カヤクグリは出だし好調だったが、年が明けてからはあまり見なかった。

今年はとうとう来なかったのは、
ヒレンジャク。欠席が続いているのはオオマシコ。オオモズ、アオシギやカワアイサも登場せず。

あとは番外として、小屋の裏手で、雪にも関わらず
ガビチョウのつがいが越冬した。

とても雪が多い年とは言えなかったが、ここ数年の寡雪とはちがって、しっかり根雪になった。その辺の影響も多少はあったかと思う。

そうそう、今年の冬は珍客があった。理事が見つけたヤマセミ。残念ながら僕が寝ている時間帯の観察で、写真記録はなし。あるいは定着するかと思ったが、恐らくは魚類の少なさにあきれ果てて、別の場所に移動したかと思う。

というわけで、関連銘柄、ヤマショウビン。
アカショウビンの近縁で、日本にはいないが、おもに韓国から中国にかけて繁殖し、分布域はほかに東南アジア、インドからミャンマーの海岸沿いなど。今回の写真は中国雲南省の帕海で撮ったもの。


1609blackcappedkingfisher8600



[写真撮影 : 2016/9 - 中国雲南省・纳帕海(標高3200m) - 30cm - 個人的博物館本館のカワセミ・ブッポウソウのなかまのページ]
[photo data : 09/2016 - Napahai Lake, Yunnan, China (alt 3,200m) - abt. 30cm - “Kingfishers and their related birds” (main museum) ]
[Sleeker_special_clear]