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ワシミミヅク - Eurasian Eagle-Owl - Bubo bubo

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ハリネズミのことを調べていて、オオミミハリネズミの天敵がワシミミヅクであるという記述を Wikipedia にみつけた。そうか、あれか。なるほど。というわけでワシミミヅクの夫婦。


夕刻、食事をまつ間、雨上がりで増水しどうどうと流れる渓谷の上、ゴルジュのへりに座って鳥を探す。頭上ではアマツバメの大群が騒がしい。反対側の崖、と言っても距離にして100mはあると思うのだが、その崖を丹念に双眼鏡で探していた理事が、岩棚にフクロウみたいのがいるという。

見ると確かに巨大なワシミミヅクだ。慌ててゲルに走り、長いレンズをかついで戻る。観察していると、つがいの片割れが近くにいて、半分寝ながら、お互いになき交わしているのがわかる。この辺はフクロウと同じだ。それにしても逞しい。太い脚、ずんぐりと大きな体躯、びっくりするくらい頑丈な翼。鳥と言うよりは、鳥と獣のキメーラに思える。これならば、いくらハリネズミがフーフーしても全く勝ち目はないだろう。

あとで図鑑を調べると、確かにこのワシミミヅクは岩場を好む、とあった。まぁ大きな木もないから、こうするしかないのだろう。ともあれ、変な場所に変なものが見られて気分が大いに高揚した。鷲もいいし、隼もいいが、やはり木菟がいちばんだ。ただし、鳥葬はハゲワシに限る。

写真は雄、雌、それから伸びをする雄。

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[写真撮影 : 2012/08 - モンゴル・オルホン渓谷 - 推定体長約60-70cm - 個人的博物館本館のフクロウ・ミミズク類およびヨタカなどのページへ]
[photo data : 08/2012 - Orhon Valley, Mongolia - estimated body length about 60-70cm - visit the main museum ("
Owls and their related birds")]
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