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ノドグロミドリアメリカムシクイ - Setophaga virens - Black-throated Green Warbler

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そもそも、アメリカ大陸の鳥相は旧大陸のものとだいぶ様子が異なる。そこに、まぁ適当といってはいけないが、結構気ままに名前を付けてしまったので、いろいろ混乱のもとになっている。あこれミカンじゃん、へーここにもあるんだーとか言って名付けたら、全然ミカンじゃなかった、みたいな例がいろいろある。

ムシクイ、Warbler というと、旧北区ではウグイスみたいな鳥のグループだが、北米で Warbler というと、普通このグループを指す。まぁどっちも可憐な小鳥ではあるけれども、近縁ではない。文中に両方出てくるような場合は、前者を旧世界ムシクイと呼んだり、あるいは後者をアメリカムシクイ Wood-Warbler と言ったりとか区別が必要になる。

メイン州では春になると、というより冬が終わるとやって来て、果敢に囀る、カラフルな小鳥という位置づけなので、多分住民にも愛されている事だと思う。地元民の思い入れは僕にはわからないが、一見似たような柄でも、いろいろ違う種類がやって来るので、見ていて、聞いていて楽しい。

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[写真撮影:2018/05 - 米国メイン州 - 約12cm - 個人的博物館本館のアメリカムシクイのページ]
[photo data : 05/2018 - Maine, US - abt. 12cm -
go to page “Wood-Warblers” of the main museum]
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