ズアカアオバト - Whistling Green-Pigeon - Treron formosae
12/05/12 19:33 category : pigeons
日本では南方、南西諸島にのみ分布するがこの亜種は全然ズがアカくない、一方台湾の亜種はズアカではあるが、やはり台湾の南端部にわづかに残るのみ、フィリピンにも分布するが、全体としては純絶滅危惧種、ただ観察そのものは日本の方が容易、というわかったような分からないような分布の鳥で、個人的には少々謎の鳥だった。
さすがにあちこち行っていると、行くだけでそこにいる珍しい鳥が見られるなどという甘い考えはもはや持っていない。ただ、勝ちに不思議の勝ちありとか言うか、ラッキーなこともあるのだ。この時は、墾丁の駐車場にスクーターを停めて、取り敢えずすぐ森林公園に入るのも勿体ないから、駐車場の回りの里の鳥でも見ようか、と歩き出して、何気なくふと上を見ると繁みで鳥の気配がする。それも一羽二羽ではなくて十羽くらい。あれーと思ってよくよくみるとアオバトで、しかもズがアカいのでたまげた。もう一つの特徴、尾羽の縁もみたが確かにズアカアオバトであるようだ。
それから毎日朝になるとその木を見に行ったが、必ずそこにいた。ある種の観光地の駐車場だから、観光客も、自然観察の人も、それなりに僕の横を通るわけで、誰も気付かないのが不思議、と思っていたが、最終日ふと気付くとカメラを構える僕の後ろにギャラリーがついていてびっくりした。
ともあれ、ズが赤くても赤くなくても、アオバトは何となく見られると得をしたような気になる鳥であることは間違いない。
[写真撮影: 2010/11 - 台湾・墾丁 - 約35cm - 個人的博物館本館ののハトのなかまのページへ]
[photo data : 11/2010 - Kenting, Taiwan - about 35cm - visit the main museum ('doves, pigeons and allies')]
それから毎日朝になるとその木を見に行ったが、必ずそこにいた。ある種の観光地の駐車場だから、観光客も、自然観察の人も、それなりに僕の横を通るわけで、誰も気付かないのが不思議、と思っていたが、最終日ふと気付くとカメラを構える僕の後ろにギャラリーがついていてびっくりした。
ともあれ、ズが赤くても赤くなくても、アオバトは何となく見られると得をしたような気になる鳥であることは間違いない。
[写真撮影: 2010/11 - 台湾・墾丁 - 約35cm - 個人的博物館本館ののハトのなかまのページへ]
[photo data : 11/2010 - Kenting, Taiwan - about 35cm - visit the main museum ('doves, pigeons and allies')]
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