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[這いずり日記] 長野方面 2014/早春その2

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十日ぶりに山小屋、今回は久しぶりに夫婦で五泊。前回の滞在時「地面はまだ七割方、20-30cmの雪に覆われて」いたのだが、到着するともはやほとんど雪が消えている。根雪の線は一気に標高2000mまで上がった。

それにしても、ほんの十日前は一面雪の原で、ツバメが来たらびっくりするだろう、などと暢気に書いていたのに、ほんとにツバメが来た時にはもう雪はないのだから、自然はしっかりと帳尻を合わせたことになる。なんとなく騙された気分。

従ってもう福寿草は満開で、水たまりを見るとマツモムシ、ミズスマシ。マツモムシなど一体何を食べてるのか、と考えていると、ヒキガエルの合唱がきこえて合点がいく。鳥はマヒワ、ミヤマホオジロツグミシロハラあたりの冬鳥が北に帰り、ツバメ以外の夏鳥はまだ現れない。つまり端境期ということになる。イカルが囀り出して、いい感じだ。

地面があらわれて、まだ葉が出ていないこの時期は、野うさぎが目立つ。一体冬の間何を食べていて、どうやってキツネやテンから身を守っていたのかはわからないが、丸々と太ったのが昼間から行動しているのが見える。もちろん近づくと逃げるが、相応に尊重すれば、結構ずぶとい。シカの顛末はこちら

相変わらず氷点下にもなるし雪も降るが、もう陽射しが十分にきつい。半日外にいただけで日焼けをするから、理事はすぐシワシワだ。

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[写真撮影 : 2014/04 - 長野県] [photo data : 04/2014 - Nagano]
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