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[這いずり日記] 長野方面 2016/春その2

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水曜日まで東京で仕事があったので、木曜日に山に戻った。また日曜日に用事があったので三泊。忙しいが、この時期はいろいろと目が離せないので、目を離したくないという理由。本当は今ごろはミシシッピで自然観察している予定だったのだが、事情によりキャンセルしたので平常運転となっている。

しかしながら勤勉さ()は報われて、今年もきちんとクロツグミの渡りを確認できた。2016年の初認は 4/152015年の 4/122014年の 4/16 と比較しても驚くほど前後がない。日本では暖冬だとか寡雪だとかいろいろあったけれども、出発地点の熱帯はあまり関係がないのかも知れない。

ただクロツグミも(まだ、だと良いのだが)密度が低くて、今むしろ目立っているのはイカルやキツツキだ。イカルは昨年より少し遅れて(!)徒党を組み出し、窓を開けると目の下から一斉に飛び立つ。アカゲラのカップルは興奮の絶頂にあって、食餌の最中は雄がうるさいほどきょんきょんと鳴き、気が向けば地面にも下り立ち(この季節に多い)、隙があれば目の前の木でドラミングを始める。これがうっとりするくらいよい響きを立てる。

あとはたいした変動はない。川沿いにアオジが居を構えたくらいで、オオルリヤブサメサンショウクイキビタキなどはまだ現れていない。

取り敢えず現状は確認できたので、ついでに桜を見回ってきた。小屋の周りの桜はまだまだだけれど、下の方に下りて行くと、エドヒガンの枝垂れが満開になっている。昨年撮った写真が思いのほか好評につき、味をしめて今年も撮影してみた。昨年のようなドラマチックな雲がなかったので、カラーで。

絶讃開花中:オオイヌノフグリ、フキ、コハコベ、ノボロギク、タンポポの一種、スミレの一種 x 3+、イヌナズナ、ナズナ、ワサビ、ニッコウネコノメソウ、(スギナ)、サクラソウ園芸種、タネツケバナ、アブラチャン、コブシ、カキドオシ、ヤマウグイスカグラ、シバザクラ園芸種、ウメ園芸種、ヒメオドリコソウ、あと、変なの、小さいの、これからの、何種類か見当がついていないものがある。

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[写真撮影 : 2016/04 - 長野県] [photo data : 04/2016 - Nagano]

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