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[這いずり日記] 長野方面 2013/春その3

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約十日ぶりに定点観測。なし崩しに始まった芽吹きは、なし崩しにいつの間にか出揃って、山はすっかり緑になった。


山桜やアケビはだいたい終了したものの、クサノオウやクリンソウ、それからテンナンショウ方面など、引き継ぐようにいろいろな花が少しずつ咲き出して、何といったらよいのか、植物相も安定した感じがする。草葉の準備が整い、これから虫の出番という季節感。

鳥獣は木の葉で見づらい季節になったが、それでも代わる代わる「変わったの」が挨拶に出てくる。アオジだと思っていたものが
ノジコだったり、頭上のいつものノスリ、と思ったらハチクマだったり。あとはキビタキの雄にガンを飛ばされるとか、オオルリの雌に品定めをされるとかはいつもの山の春だ。相変わらず少し薮を漕ぐと鹿が飛んで逃げていく。

山の上の方は陽射しが強いし、じっとしているとアブがうるさいが、それでも心持ちは安らか。行き帰りの中央道の工事渋滞だけがよくなかった。写真の二枚目は参考出品、テンナンショウのなかま(未同定)。

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[写真撮影 : 2013/05 - 長野県] [photo data : 05/2013 - Nagano Pref.]
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