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[更新情報] 南東北の早春の鳥 その3/3 (鳥の海)

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個人的博物館本館を更新しました。大分間が空いてしまいましたが、今回の対象は、2009年4月、山形から宮城を旅したときのもの、その第三回完結編、宮城・鳥の海篇。We have updated our main museum. Addition includes bird photos taken around Torinoumi Lake, Miyagi, in April 2009.

更新リストは、チュウシャクシギダイサギ、ハマシギ、ハシブトガラス、ヒドリガモ、イソヒヨドリ、イソシギ、カイツブリカルガモカワラヒワカワウコガモコサギ、ムクドリ、オバシギ、オオソリハシシギ、スズガモ、スズメ、トビツグミ、ウミネコ、ユリカモメ。英語だと Whimbrel, Great Egret, Dunlin, Large-billed Crow, Eurasian Wigeon, Blue Rock-Thrush, Common Sandpiper, Little Grebe, Spot-billed Duck, Great Cormorant, Common Teal, Grey-capped Greenfinch, White-cheeked Starling, Great Knot, Bar-tailed Godwit, Greater Scaup, Eurasian Tree Sparrow, Black-eared Kite, Dusky Thrush, Black-tailed Gull, Black-headed Gull。

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鳥の海というくらいだからどれだけ鳥がいるのだろうかと、単純な期待に胸を膨らませて車を走らせたが、高速道路からは結構距離がある。着いてみれば、昔はおそらく伸びやかに干潟が広がっていたのだろうが、今は陸と水の間をすき間なくコンクリートで固められた、大きいけれども窮屈そうな水たまりがあった。

それでも
チュウシャクシギは右に左に、楽しそうに飛んでいたし、注意深く観察すればオオソリハシシギの群れやオバシギなども観察できた。ただ、こちらはコンクリートの上、あちらは泥の上、境界線は土木構造物で厳然と仕切られて、どこか居心地が悪い。海の方を目指して歩くと、今度は、更に立派な防潮堤があって、海との間にも高い線を引いている。もっともここから北に行くほど、仙台湾もどんどん建物や工場が並び出すから、致し方ないのか。

などと考えていたが、震災の時、怒濤の津波は防潮堤や人間の都合をやすやすと乗り越えて、あたりを洪水にしたのだった。テレビの中継で驚愕した名取市や仙台空港はここのすぐ北にある。鳥にはあまり関係なさそうだが、人間へのダメージは大きい。

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写真は良いのがなくて、いずれも登米市のもの。この旅のあと、
旅日記で使った写真は鳥の海のものだ。

[写真撮影 : 2009/04 - 宮城県登米市] [photo data : 04/2009 - Miyagi, Japan]
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