pmnh wildlife portrait archive : insects

ルリタテハ - Blue Admiral - Kaniska canace ishima

クリスマスにはほとんど何も義理はないけれど、とりあえず季節の風物として、それらしい写真を選んだらたまたま季節外れのルリタテハだったというだけの話だ。


view photo...

クビナガバッタのなかま - Unidentified Eumastacid Grasshopper

何かと気が滅入る。たまにはファンキーに行こう。Eriantusだろうと思うが、詳細はわからない。


view photo...

チャバネアオカメムシ - Plautia crossota - Brown-winged Green Bug

さすがにこの季節になると、葉っぱも虫も少しく干からびてくるようだ。どこか薄汚れた葉の上に、同じように背中のくたびれたカメムシが一匹。

view photo...

ヒメジャノメその2 - Chinese Bushbrown - Mycalesis gotama fulginia

調子に乗ってヒメジャノメをもう一枚。ネオン街に佇む夜の蝶、と言いたいところだがこれは暗い林の入り口にて。

view photo...

ヒメジャノメ - Chinese Bushbrown - Mycalesis gotama fulginia

都会の小さな公園の隅、茂みの中をがさごそと進んでいくと慌てて飛び出すのがこの蝶である。葉っぱ越しにじっくり見ていると人知れず交尾していたりすることもあるが、だいたいはじっとしていることが多い。夏が終わっても、翅が破れても、地味に、しぶとく生きている。 view photo...

オオトラフコガネ - Paratrichius doenitzi - "Oo Torafu Kogane" Chafer

僕の意見では、東国一のかっこいいコガネムシ。


view photo...

オトシブミのなかま - Unidentified Leaf-rolling Weevil

だんだん陽が傾いていく山道を下る途中ふと目を上げると、遠い葉の上、長い首を折ってひそかに祈りを捧げている虫があった。

view photo...

ニジゴミムシダマシ - Tetraphyllus lunuliger - "Niji Gomimushidamashi" Darkling Beetle

折角の虹という名前の趣が、ゴミだの騙しだのでだいぶ損なわれているけれども、もちろんそんなこととは関係なく、きらきらと地味に光を反射しながら、山野で朽ち果てようとしている古材にひっそりとしがみついていた。虹というよりは、水面に広がった油や、焼けたエンジンのような、どこか見覚えのある光り方である。 view photo...

シマハナアブ - "Shima Hanaabu (=Striped Flower Fly)" - Eristalis cerealis

陽射しの、それも一番熱い奴が、溜まって、どろどろと澱んでいるような場所には、決まってこういう奴がいる。

view photo...

サカハチチョウ - (A kind of) Map Butterfly - Araschnia burejana

前はよく山に行ったけれど、今ほど関心がなかったから、野草はどこに咲き、チョウはどこに飛んでいるのだろう?と漠然と思っていた。まさか、そこらに咲いたり飛んだりしているジミ~なものどもが名のある野草や蝶だとは思ってもみなかったのだ。というわけで、春の地味な蝶その一、サカハチチョウ。よく見ると派手なのだけれども、小さいから地味。 view photo...

ケラ - Oriental Mole Cricket - Cryllotalpa orientalis

僕が土遊びをしていた昭和40年代の東京には既にケラはおらず、しかし居なくなったばかりで大人はみな当然まだ居るものと思っている、という複雑な状況であった。だからケラの話はよく聞いたけれども、こうしてまじまじと観察できたのは実はこの時が初めて。うん十年ぶりに宿題を片付けたような、よい気分だった。 view photo...

コカゲロウのなかま - A Small Minnow Mayfly - Baetidae

今の季節は蜂も蝶も飛び出しているから、野に出れば目移りすること甚だしいが、家の壁、庭木の葉、身近なところに目を転ずれば地味なところでこの虫である。体躯にくらべて異様に大きく、また異様な形状をした複眼。雌も見るが、雌にはこの赤いキャラメルのような眼がない。とすれば、この複眼は特殊な視覚機能を担っているわけではなく、単なる飾りとして発達したものか。なりは小さいけれど、見るに飽きない。 view photo...

アカサシガメ - "aka sashigame" = red assassin bug - Cydnocoris russantus

四国の左側の爪の先っちょ、佐田岬の最先端にある灯台のコンクリートの壁に張り付いていた、ポップなルックスのサシガメ。先っちょや端っ子が好きだからよく岬や島には出かけるが、いつも意外と変なものが居る。今回はこいつと、あとみかん売りのおばさんもイカしていた。 view photo...

ニッポンヒゲナガハナバチ - Tetralonia nipponensis

今の季節、裏の公園では一番目立つニッポンヒゲナガハナバチ。ヒゲも確かに長いのだけれど、長いのはヒゲだけではないのであった。

view photo...

キマダラハナバチのなかま - Nomada sp.

ハナアブやニッポンヒゲナガハナバチがぶんぶんと飛び交うその下、薮の中ではキマダラハナバチが静かに移動している。緑を反射するスレートブルーの複眼がいかにも専門職を思わせて好ましい。同じ寄生蜂でも、ヒメバチと違って物静かな印象を受けるハチである。

view photo...

シロオビクロヒカゲ - Lethe verma stenopa

息が詰まるような湿った林にうずくまり、こいつとしばしの時を過ごす。


view photo...
[Sleeker_special_clear]