[這いずり日記] 山の正月「火」の巻〜長野方面2017/冬その1c
01/20/17 04:57 category :travelog
地元の行事だから立ち会うのはちょっと気後れがするのだけれども、繭玉で飾った柳の木をこさえて、勇気を出して参加させてもらうと、清酒が振る舞われて、まゆ玉のおいしいのも食べさせてもらえる。ありがとうございます。
村外れに大きな木の櫓の如きものを建て、杉の葉や達磨、正月飾りを重ねて、厄年の者が火をつけ、燃やす。挨拶はおめでとうございます、だ。火とともに正月神にお帰りいただくという趣旨のようだが、飼いならされていない野生の火が立ちのぼって達磨や飾りを一気に燃やし尽くすから、見ていて迫力がある。
それも単なる迫力、というものではなくて、祭の本来の力、ご先祖様が見ていた本当の火、そういうものに僕等を迫らせる力がある。だからもちろん、じっと見ていると怖い。都会のゆるくて楽しい、なくても一向に差し支えないような祭とはだいぶ違う。
親父の若い頃まで、おんぼ焼きと言って(言葉が似ている)、死人があると耕地のところで燃やしていたそうだが、それもこういう種類の火だったろうか。
水の巻はこちら、地の巻はこちら。
↓燃やす前。櫓がふたつ見える。
↓場所場所で若干の流儀というかスタイルがある。この集落ではこうやって吊るしていた。
[写真撮影 : 2017/01 - 長野県] [photo data : 01/2017 - Nagano]
村外れに大きな木の櫓の如きものを建て、杉の葉や達磨、正月飾りを重ねて、厄年の者が火をつけ、燃やす。挨拶はおめでとうございます、だ。火とともに正月神にお帰りいただくという趣旨のようだが、飼いならされていない野生の火が立ちのぼって達磨や飾りを一気に燃やし尽くすから、見ていて迫力がある。
それも単なる迫力、というものではなくて、祭の本来の力、ご先祖様が見ていた本当の火、そういうものに僕等を迫らせる力がある。だからもちろん、じっと見ていると怖い。都会のゆるくて楽しい、なくても一向に差し支えないような祭とはだいぶ違う。
親父の若い頃まで、おんぼ焼きと言って(言葉が似ている)、死人があると耕地のところで燃やしていたそうだが、それもこういう種類の火だったろうか。
水の巻はこちら、地の巻はこちら。
↓燃やす前。櫓がふたつ見える。
↓場所場所で若干の流儀というかスタイルがある。この集落ではこうやって吊るしていた。
[写真撮影 : 2017/01 - 長野県] [photo data : 01/2017 - Nagano]
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