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[這いずり日記] 葉っぱの時代の終わり〜長野方面2016/晩秋その1

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理事がまたフランスに行ってしまったので、東京の用事と用事の間、山籠もりをした。葉が出る、そして葉が落ちる。山の景色を区切る、年に二度の大イベントだけど、いろいろなものが次々出てくる春に比べて、秋の方は呆然として眺めるのみ。

だいぶ終焉に近づいてきたけれども、まだ辛うじて紅葉はピークだ。ホオノキの葉とかはあっという間に枯れ朽ちていったが、谷筋のあちこちにあるモミジ(赤・黄)がぎりぎり、すごいことになっている。そこにケヤキ(茶)やエゾエノキ(緑)、ミズナラ(橙)が混じり、大トリの落葉松(みかん色)が追いついてきた、あたりが大まかな林の情勢だ。

鳥はアトリやカケス、
アオゲラあたりが相変わらず目立つが、池にマガモとスズガモ(!)がいたほかは、新顔は確認できていない。池のほとりに腰をおろしてぼけっとしていると、キノコとりの爺さんが通りかかる。もちろん、キノコだってもう終わりだ。まだ何か出んの?クリタケがまだ少し出るだなあ。などと世間話をする。もう最低気温は氷点下。静かに秋は深まるのだった。

というわけで、写真は葉っぱだけにした。今年の葉っぱの時期ももうすぐ一斉に終わり。

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[写真撮影 : 2016/11 - 長野県] [photo data : 11/2016 - Nagano]
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