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[植物探索] 長野方面2016/春その4

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日記の方でも書いたが、上に、横に、下に、あらゆるものが争って伸びており、編み物、ではないな、絡まったものが生まれつつある。

新しい花が少ないが、それは目立たなくなってきていることにも一因があると思われる。今年はまだ木の花までは手が出ない。

絶讃開花中:フキ(ほぼ終了)、コハコベ、セイヨウタンポポ、シナノタンポポ、スミレ各種、イヌナズナ、ナズナ、ワサビ、(スギナ)、サクラソウ園芸種 x 2、カキドオシ、ヤマウグイスカグラ(ほぼ終了)、シバザクラ園芸種、ヒメオドリコソウ、ユキヤナギ、ムラサキケマン、フデリンドウ、ヤナギの一種 x 2+、ニリンソウ、ヒゲネワチガイソウ、ワダソウ、アケビ、ヒトリシズカ、ミツバツチグリ、ツルニチニチソウ、セントウソウ、ミヤマエンレイソウ、クサノオウ、園芸種ドウダンツツジ、ヘビイチゴ、オヘビイチゴ、ヒメヘビイチゴ、キイチゴのなかま、ヤマブキ、ハルザキヤマガラシ、キランソウ、ハルジオン、マムシグサ、ニワトコ、ケヤキ、その他木の花を中心にいろいろ不明種あり

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↓クサノオウ Chelidonium majus var. asiaticum ケシ科。これは小屋に入る道のあたり、春から夏にかけて王様のように君臨する。しぶとくて、昨年の記録では九月末まで咲いていた。今は草丈 40-50cmくらい。花は径3cmといったところ。

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↓オドリコソウ Lamium album var. barbatum、シソ科。草丈30cm、花は2cm といったところ。沼のほとりで群落を形成していたので、おお、と思ったが、その後林のあちこちでのろしを上げていた。ニリンソウの覇権あやうし。

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↓マムシグサ Arisaema serratum テンナンショウ科。草丈ばらつきあり、30-50cmくらい。紫のもあるし、ルックスがさわやかな緑のもの(アオマムシグサ)もある。まだら模様のタケノコみたいのを出したと思ったら、あっという間に咲いた。

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↓アケビ Akebia quinata アケビ科。渓流をのぞむ木に取りついていた。背景の白いのは水の流れ。ぼかしすぎた。

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↓ハルザキヤマガラシ Barbarea vulgaris アブラナ科。草丈60cmくらい。花1cm弱。ナノハナかと思ったが違う。沼のほとりのみ、一ヶ所で群生。

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↓ニワトコ Sambucus sieboldiana var. pinnatisecta レンプクソウ科(ex.スイカズラ科)小屋の裏の窓を開けると、そこにミズキの大きな木が生えていて、小屋の屋根を覆わんばかりなのだが、そこの木のうろから、寄生植物のようにこのニワトコが生えている。大家も間借り人も元気。このうろには、スズメバチが巣を作りたがるので、ビニール袋をまるめて入れてある。ともあれ花は今が盛り。樹高はいろいろあるが 3-5m くらい。

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↓イヌナズナ Draba nemorosa アブラナ科。草丈20cm内外。まぁ雑草だ。

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[写真撮影 : 2016/05 - 長野県] [photo data : 05/2016 - Nagano]
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