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[這いずり日記] 長野方面 2014/夏その2

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今回は年に一回、恒例のコブ付き小旅行。昨年の自粛の甲斐あって、[] が無事米国の大学に進学することになり、今回は本来のフォーメーションである [館長+理事][母+娘+息子] の形に復帰した。

基本的に人見知りなので知らない人間との同居は苦痛だが、こういう旅行をはじめてもう数年。もともと [母] は古い友人だし、最初の年14だった[娘]も18歳になり、[息子]も11。まぁ何というか、既に気楽な間柄である。昼間は少しあるいたり、夜はトランプをしたりして、楽しく四泊を過ごした。

山の方まで足をのばすと、今年は今一つ、と思っていた蝶、特にヒョウモンが群舞していて思わずわらってしまった。とは言っても小屋の周りはやはりいまひとつ。オオムラサキは依然として出てこない。一方甲虫はさらに数を増して、カミキリ、カブトなどはせっせと出歩いている。夜の食卓にホタルが飛んでくるのもよい。

しかし、この旅行の後、[母+息子]と別れて、ひとり異国で新しい生活を始める[娘]のことがあるから、虫と遊んでいても、山を歩いていても、気がつくと聞こえる近くの沢の水音みたいに、[家族]のことが絶えず思い起こされた。だから、総括すればきらきらと明るくて楽しい旅行ではあったけれど、写真を見るたびに、少し切ない気もするのは致し方ない。

[娘] の健闘を祈りたい。激励は本人に直接伝えたので、ここに書く意味も必要もないが、書かずにはいられない(笑)。

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[写真撮影 : 2014/08 - 長野県] [photo data : 08/2014 - Nagano]
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