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[這いずり日記] 八ヶ岳山麓 2011/初夏

一年ぶりに、いつもの八ヶ岳に行ってきた。昨年の六月上旬は「一言で言うと、鳥はまずまず、虫はまだまだ」とか書いているが、今回は六月下旬から七月であったこともあり、またどこか季節が早く回っていることもあり、「鳥はまずまず、虫もまずまず」であった。

以前もそんなことがあったが、今回もコブ付きである。ただ前回は、[館長、理事] [父、息子] [男児] という三家族五名であったものが、今回は [館長、理事] [母、娘、男児] という二家族五名であり、また、悪戯小僧もいなくて、前回よりはだいぶ楽をさせてもらった。基本的には、運転をして、ガイドをして、虫や鳥の同定をすればよい、という気楽な任務だ。鉄拳制裁もなし。

蝶はキベリタテハが出ていたほかは全体に寂しかったが、蛾は既に盛況。カブトクワガタ象虫など甲虫は出始め。蜂はこれからのもの、既に消えたもの、色々。鳥は既に落ち着いてしまっていてあまり出てこないが、今年は例年になくホトトギスが多くて、比較的近くから観察できた。また、山道でカモシカが一頭出てきて、ガイドの面目を施すことができた。

まぁ旅や鳥獣も悪くなかったが、今年の場合、涼しくて、放射線や食べ物の心配の少ない地方で息抜きができたというのも良かった。写真はハイキング中、富士山をのぞむ。手前は茅が岳。中学生の時に一度登ったことがある。あの頃の自分と、今回の [娘] が同い年ということになるのか。


[写真撮影 : 2011/07 - 山梨・美し森] [photo data : 07/2011 - Mt. Fuji from Utsukushimori, Yamanashi]
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