pmnh wildlife portrait archive : travelog

[更新情報] 2010年に撮影した半翅類その1

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個人的博物館本館を更新しました。今回の対象は、2010年に撮影した昆虫の写真のうち、カメムシ、セミ、ヨコバイ、アメンボなどの半翅類のもの、第一回。We have updated our main museum. Addition includes hemiptera (insects) photos taken in 2010.

夏の不在期間と猛暑期間が重なってすっかり間があいてしまったが、二ヶ月ぶりの更新は詳細略でヨコバイx4、セミx8、サシガメx2、いわゆるカメムシx5、キンカメムシx4、ツノカメムシx4、カメムシ不明幼虫x1、キジラミx2、アブラムシx1で計32枚。場所はいつもの東京、山梨に加えて台湾の台東付近。

台東は理事と二人で行ったのだった。僕は理事に台東の山を見せるつもりで、理事は屏東側の霧台に連れてってもらうつもりで、まぁその辺は(全然合っていない)阿吽の呼吸で出かけたが、結果として二人で愉しんで帰ってきた、というまぁそんな旅行。こう書くと唐突だが、霧台と台東側は、旧日本軍が原住民を使って作らせた軍事道路によって結ばれていた上に、ルカイ族が多い土地柄だから、そんなに突飛とも言えない。道路もあちこち崩れてはいるがまだ残っているし、霧台の爺さん連中と話をすると、ちょっとでも仕事が遅れる度、戦時中の日本の兵隊に容赦なく殴られたと苦情を言われ「ひどいよ」と涙ぐまれたりする。

写真はその旧軍事道路から沢筋を展望したもの。台湾でもそうだし、他の国でもそうだが、道がなくてなかなかいけない森、山、というのがあちこちに広がっていて、冒険心が疼く。今の体力では厳しいが、もう少し若かったらな、とも思いつつ、せめていずれは許可を得て大鬼・小鬼の雙鬼湖(台東・屏東から上り詰めた脊梁山脈のところにある)で何日か過ごしてみたいものだな、という野望はまだ捨ててしまったわけではない。

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[写真撮影: 2010/06 - 台灣・台東縣] [photo data : 06/2010 - Taitung Province, Taiwan]
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