[更新情報] ベトナムの鳥 その1 (カッティエン 1/2)

ひと廻り以上前の出来事だけに、記憶のディテールが失われている。当時の写真と対峙しても、ほー若いな〜。とか、こんなとこ行ったっけね？という体たらくで、何だかもうよく判らないのが多い(笑)。

この時は、一ヶ所3-5日くらいの目安で、南部から中部にかけて移動した。全体の行程は三週間くらい。旅自体はくたびれたものの、意外と新鮮で楽しいことも多かったのは帰国直後に書いたこの感想通り。

鳥の部だけで、だいたい全体で8〜9回位になるのではないかと思うが、今回はその第一回目、カッティエン Cat Tien の1/2。カッティエンはホーチミン（サイゴン）の近く、ベトナム南部にある国立公園で、熱帯雨林と湿地帯がひろく、足もとがジュクジュクした場所が多い。園内のゆたかな自然を反映して、シャムワニ、野生のクジャク、ピッタ（ヤイロチョウ）、色んなものを見たが、高野聖ほど酷くないにせよ、雨林帯では下からも上からもヒルが攻めてくるのには参った。

最近「ヒルは木から落ちてこない」という面白い本を読んだが、少なくともカッティエンのヒルは、地面からだけではないと思う。下半身を完全武装した理事（しかも上がってくる奴は後から僕が監視していた）の頭に出現した数匹、たぶんそこから背中に入り込んだ数匹は、少なくとも身長の高さより上の木の葉から移ったのではないだろうか。

ベトナム戦記とかを見るとずっと詳しい情報があると思う。たぶん。いくらヒルに噛まれてシャツが血で染まっても、平和がいちばんだ。

今回の掲載リストは以下の通り。

Babblers: Chestnut-capped Babbler, White-crested Laughingthrush;
Bulbuls: Black-crested Bulbul, Grey-eyed Bulbul, Sooty-headed Bulbul, Streak-eared Bulbul, Stripe-throated Bulbul;
Cuckoos: Greater Coucal, Green-billed Malkoha;
Cisticolas: Common Tailorbird, Plain Prinia, Rufescent Prinia, Yellow-bellied Prinia;
Cranes: Grey-headed Swamphen, White-breasted Waterhen;
Drongos: Bronzed Drongo, Greater Racket-tailed Drongo, Hair-crested Drongo;
Ducks: Cotton Pygmy-Goose, Lesser Whistling-Duck;
Doves: Red Turtle-Dove;
Flycatchers: Asian Brown Flycatcher, Oriental Magpie-Robin, Siberian Stonechat;
Gulls: Barred Buttonquail;
Hornbills: Oriental Pied-Hornbill.

チメドリ類: アカガシラチメドリ, ハクオウチョウ;
ヒヨドリ類: *クロボウシヒヨドリ, メジロヒヨドリ, コシジロヒヨドリ, ミミジロヒヨドリ, キビタイヒヨドリ;
カッコウ類: オオバンケン, オニクロバンケンモドキ;
セッカ類: オナガサイホウチョウ, アジアマミハウチワドリ, チャイロハウチワドリ, アオハウチワドリ;
ツル・クイナ類: *ハイガシラセイケイ, シロハラクイナ;
オウチュウ類: ヒメオウチュウ, カザリオウチュウ, カンムリオウチュウ;
カモ類: ナンキンオシ, リュウキュウガモ;
ハト類: ベニバト;
ヒタキ類: コサメビタキ, シキチョウ, *シベリアノビタキ;
カモメ・ミフウズラ類: ミフウズラ;
サイチョウ類: キタカササギサイチョウ.

↓見たことのないくらいでかい木。


↓足許はロンスパと長靴で固めている。これで湿地に入る時は雨具の上下も着ていた（暑かったので途中で脱いだ）


↓それでまぁ、こんな感じに進んでゆく。で、シャツは血染めと。（ロンスパがないと靴下も血染め）



↓ごはんはスペシャルご飯ではなくて、理事の大好きないつものごはんみたいな。



[写真撮影 : 2009/08 - ベトナム・カッティエン国立公園] [photo data : 08/2009 - Cat Tien NP., Vietnam]

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