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ヨモギシロテンヨコバイ - A Sharpshooter - Mileewa dorsimaculata

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暗くて雨ばっかりだし、上がっていてもいつ降り出すか分からないような塩梅なので、着替えて出かけると言っても、領土視察とか称して、ほんの小屋の周りをちょろちょろと歩くだけだ。運動不足も甚だしい。

小鳥もしゅんと押し黙って、時々悲痛な声を上げている。蝶も、同じ個体の翅が、少しずつ傷んでいくのを見ていると、こいつらは晴れた陽射しのなかをパタパタと飛んだことはあるのかな、などと気の毒になる。小屋の前にずいぶん生え広がったヤブカンゾウの葉が、堪え切れずに昨日の朝、一斉に黄変しだした。まだ花がこれから咲くという時期なのに。まぁひどい日々だ。だんだん腹さえ立ってきた。

で本題。領土内のフキの葉の上を見ていたら、ゼロ戦みたいな小さな虫がいた。初見。ああこれは何とかウンカかな?と近づいて観察するとヨコバイ。警官の交通整理みたいに、小学生の体操みたいに、いやマイケルジャクソンか誰かのダンスみたいに、開いた翅は時々ぴっと一瞬で畳み、またぴっと一瞬で広げる。実におもしろい。

しかも、きれいな虫でもある。色がヨコバイらしからぬ、というかおおよそ虫らしからぬ濃青色で、眼は赤い。なんと個性的な。

これなんですけどね。
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近づく。↓
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↓白黒もいいかもしれない
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↓なにせ暗いので、光を当ててみる。
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↓もすこし寄ってみる。
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↓横顔はどんなですか、と角度を変えたら逃げられた。
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[写真撮影 : 2020/07 - 長野県 - 約5mm - 個人的博物館本館のセミ・ウンカ・アブラムシのなかまのページへ]
[photo data : 07/2020 - Nagano, Japan - abt 5mm L - visit the main museum (“
Cicadas, Leafhoppers, etc”)]
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