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[這いずり日記] 道北 2023/06

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コロナの間に亡くなった近しい親戚と、入院した近しい親戚があったので、墓参りと、見舞いと、そして自然観察も兼ねて、一週間ほどひとりで道北に行って来た。

雨具を身につけるほどの雨にはならなかったが、天気は概ね曇。時々晴れ間または雨。という塩梅であって、そもそも梅雨のない土地のベストシーズンに行くという目論見も外れたような、どうなのか、いかにもすっきりしない日が続いた。

車を走らせていると、涼しいし、人も少ないし、海外の記憶の断片がフラッシュバックする。池に寄ったり、電線の鳥を確かめたり。少し歩いたり。まあどこでもやっていることはいつも大体同じだから、ヨーロッパ由来、アメリカ由来、いろんなデジャヴュが代わる代わる立ち現れて戸惑った。

鳥は大体50種類くらい。ノゴマとかコヨシキリとかの土地の鳥、ウミガラスやウトウなどの海鳥、それからオオジシギのディスプレイフライト、行く先々でいろんなものを見られて幸せだったが、すぐそこで囀っているのに姿をとうとう見逃したコマドリとエゾセンニュウが最大の心残りだろうか。

のべ1000キロくらい。初めて走った道はあまりなかったが、改めて、道北には重機が多いなと。あとノビタキと、やたら「夢」と「愛」の看板が多い。風にさらされた、色褪せた景色に「夢」と「愛」は逆説的によく似合う。ノビタキはあまり似合わないけど。重機はノーコメントでお願いします。

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[写真撮影 : 2023/06 - 北海道] [photo data : 06/2023 - Hokkaido, Japan]
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