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[這いずり日記] 忘れ物ばっかり 〜長野方面 2016/秋その2

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うっかりしているうちに、夏は過ぎて行ってしまった、しくしく。


空とか花とか、いろいろと季節の移ろいを感じさせるものは多いけれど、案外地味に効いているのが、前回も書いたけれど、草の勢力減退だ。葉っぱが減ってきて、透けて見えている頭皮、じゃなかった、地面の面積が少しずつ、少しずつ、増えてきている。

単独の山籠もりだったし、雨が多いから、小屋の中で仕事をしたりしている割合が多くなって、目を見張るような遭遇の体験には乏しかったが、それでも、晴れ間を見つけて、前回の熊コースをもう一度辿ったり、カリガネソウを確かめにいったり、池のギンヤンマを見に行ったり、忘れ物を取りに行くような企てを何回か試みた。熊コースの笹やぶは、二週間前はヒメキマダラヒカゲだらけだったのが、今回はほとんど皆無。いろいろ、ほんと早い。

鳥はいるが、概して押し黙っている。蝶もボロボロのが多い。八月もこれで終わり。

絶讃開花中(△新、▼間もなく終了):▼ヤブカンゾウ、シロツメクサ、アカツメクサ、▼ミツモトソウ、ヒメジョオン、マツヨイグサ、キンミズヒキ、ヤマホタルブクロ、ゲンノショウコ、クサノオウ、ヤブジラミ、オトコエシ、イタドリ、ベニイタドリ、クサフジ、ムシトリナデシコ、コバギボウシ、キツリフネ、ツリフネソウ、ヤマハギ、ママコナ、オオバコ、イヌゴマ、ツユクサ、アラゲハンゴンソウ、チョウセンヨメナ、イヌトウバナ、ヌスビトハギ、キオン、カントウヨメナ、シシウド、フシグロセンノウ、カタバミ、ヌスビトハギ、フヨウ、ガガイモ、▼カリガネソウ、ヤブマメ、タイアザミ、ミズヒキ、△ギンミズヒキ、ナンテンハギ、ママコノシリヌグイ、コウゾリナ、△オタカラコウ、△ハンゴンソウ、ヤマトリカブト、ススキ、この他に未同定ノギク、未同定アザミほかいろいろ。

小屋の近辺以外の植物は省いてある。熊コースでは、トリカブトのほか、キキョウやマツムシソウなどが目だった。二週間前は盛りだった、ナデシコ(エゾカワラ)やマルバダケブキはまだ辛うじて咲いていた。

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山頂で知らないオバサン、上空は飛んでいる普通のツバメ二羽
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山はガスっていた
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[写真撮影 : 2016/08 - 長野県] [photo data : 08/2016 - Nagano]
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