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[這いずり日記] 長野方面 2015/秋その4

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そろそろ紅葉がピークかも、と気になって山に上がって一週間。確かにピークはやって来た。毎年微妙に外しているから、素直に嬉しい。

いろいろな木があって、それぞれがばらばらに色づき、葉を落とすのだから、まぁいずれにしてもだいたいの話だ。同じ木でも、下は枯葉で、上が紅葉などということもある。赤かったり黄色かったり、目新しくまた気持ちが良いが、それでもどちらか、と言われればやはり青葉の出始めが懐かしい。

鳥はエゾビタキが去って、冬鳥はまだ現れず。エナガやカケスの群れが騒々しい。虫はぼろぼろ、だがしぶとい。モンキチョウなど、状況にあわせてずいぶん小型になったのが飛んでいる。死にかけのクロヒカゲ。スズメバチはまだ元気に飛んでいるが、アシナガバチは越冬準備に見える。小屋の周りは、隙あらば、と狙いを定めたテントウムシやカメムシで賑わう。トンボは越年にせよ死期間近にせよ、それなりに耐寒仕様と見える。夜はクスサン、ヤママユのほかは閑散としている。

一週間の間、全く天気は荒れず、びっくりするような好天が続いた。あんまり落ち着かない天候が続いていたから、生き物の皆さんにもよい一休みになったと思う。僕も薪棚の仕上とか、ペンキ塗りとか、観察というより冬支度に忙しく過ごした。ただ、新潟で仕事のあるという理事を佐久の方まで送って行ったら、飛び出してきたネコを撥ねてしまった。あれは避けようがなかったが、何とも申し訳なく、ずいぶん落ち込んだ。

絶賛開花中も店じまい間近。カタバミ。オオバコ。アメリカセンダングサ。コセンダングサ。マツヨイグサ。ノコンギク。ハルジオン。ハキダメギク。アカツメグサ。ヤクシソウ。イヌタデ。佐久でノハラアザミ。もうそんなものだ。

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ホオノキ
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ケヤキ
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ススキ
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[写真撮影 : 2015/10 - 長野県] [photo data : 10/2015 - Nagano]
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