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タイリククロスジヘビトンボ - a Parachauliodes Dobsonfly - Parachauliodes continentalis

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ここのところ植物方面に専心しているので、昆虫の方は「ちょっとそこへ置いといて」状態だ。勿論、撮っていないわけではないのだが、追っかけているとは言えない。流している感じだろうか。

このところ目の劣化があって、目に無理をかけづらいということもあるし、動体視力や細かい視力が落ちていて、小さな虫を見つけたり撮ったりするのに前ほどの自由がない。それよりも何よりも、歩いていて、虫を追う目にしていない。鳥を見る時は鳥を追う目にするし、植物を見る時は植物を追う目にする。そうなると、他のものを見る感度が下がる。これは致し方ない。

そういう事情もあり、新規入荷に目を見張るものが少ないので、蔵出しをすることにした。少しく迷ったが、個人的に大好きな、ヘビトンボにする。昔はアミメカゲロウ目ヘビトンボ科だったと思うが、今はヘビトンボ目はアミメカゲロウ目の姉妹群ということになっているようだ。

ひと山越えた山梨では、黄色くてもっとカッコいい、いわゆるヘビトンボ、ヘビトンボ目ヘビトンボ科のヘビトンボ Protohermes grandis をよく見たが、小屋の周辺は五月から六月ごろ、もっぱらこの種が出てくる。色や見かけはずっとモノトーンで地味だが、それでも、古くて新しいような、精巧で無駄なような、美しくて無様なような、ヘビトンボやアミメカゲロウの特徴は同じだ。そしてやはり、光を当てるとその無駄な翅が、螺鈿細工のようにピカピカと光る。

少し先のため池でグロテスクな孫太郎虫も見たことがあるが、あれもこの種の可能性が高いのかなと思っている。孫太郎虫もザザ虫として食べたという話だが、それはちょっと勘弁してもらいたい。

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もう少しオチャメな姿や、少女っぽい(笑)写真もあるのだが、枚数の関係で割愛させていただきます。まぁ現実としては家の網戸にしがみついていたりするわけだが(笑)、いっそ宇宙空間でバフバフと飛んでもらったら、素晴らしいのになとか思う。


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写真撮影 : 2022/05+2024/06 - 長野 - 体長約40-50mm - 個人的博物館本館のその他の昆虫のページ]
[photo data : 05/2022+06/2024 - Nagano, Japan - about 40-50mm L - visit the main museum ("
other insects")]

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