pmnh wildlife portrait archive : insects

マツムラナガハナアブ - a Spilomyia Hoverfly - Spilomyia permagna

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今の季節、アザミやサラシナショウマが養老院みたいになっていて、陽が当たればボロ切れみたいなヒョウモンが休んでいる。

どれ、と通りがけにサラシナショウマの株を覗いてみると、蝶はいなかったが、横の葉の上に、スズメバチが一匹。念のため一枚ぱしゃっと撮って確認したら、全然蜂じゃなくておどろいた。擬態なのだけれど、擬態と言う言葉に収まり切らない存在感がある。何より十分にでかい。

横からのアングルで、黄色い鼻が高く、腹の曲がり具合も、これはメバエ。という感じだったが、触角が違うし、口も違う。ハナアブみたいだけど何だろう。という訳で写真判定となり、このハナアブということになった。初見。

昔の大槻ケンヂ?みたいに、複眼を暗色の帯が縦につらぬいている。それも幾何学模様ではなくて、達人の水墨画の梅の枝みたいに、闊達な筆遣い。胸の紋様といい、なかなかにスタイリッシュな奴であった。

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↓いつも思うが、ハエといい、トンボといい、首の後ろ側がちょっとこわい。きちんと養生してあるのだろうか。
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[写真撮影: 2021/09 - 長野県 - 体長約20mm - 個人的博物館本館のハエ・アブのなかまのページへ]
[photo data : 09/2021 - Nagano, Japan - about 20mm L - go to "
true flies, robber flies and tabanid flies" in the main site]
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