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モジツノゼミ - a Treehopper - Tsunozemia paradoxa

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小屋の下を流れている川もご他聞に漏れずびっしりと護岸工事が施されていて、沢身に降りるのは面倒なのだが、それでも何ヶ所か徒渉ポイントと僕が呼んでいる地点があって、向こう岸との行き来に使っている。

一番手前の徒渉ポイントの上は、よく草刈りが入るので、外来植物だのなんだの、人為擾乱の荒れた植生となっているが、ここで案外変な虫が出たり、ヤマカガシがいたりすることがあるので、往来時にチェックすることにしている。

六月だったので、虫の出始めの季節でうれしく、新鮮な気持ちでその擾乱地を丹念に見ていくと、スゲか何かの葉っぱに、ちっこい虫がしがみついているのが目に留まった。見ると、ネコみたいな風情である。ミミヅクかな、と思ったが、顔を見るとツノゼミだった。

本人は葉に掴まったまま、あまり動ずる気配はなかったが、いかんせん風のある日で、せっかくのツノゼミも、葉ごと、ぶらーん、ぶらーんとスイングして止まない。こっちもぶらーん、ぶらーんに合わせて体をスイングしたり、耳を澄まして風の動向をうかがったり。まぁのどかな初夏の一日だった、と総括しておこう。


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↓同じく白黒

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[写真撮影: 2017/06 - 長野県 - 約7mm - 個人的博物館本館の「セミ・ウンカ・アブラムシのなかま」のページへ]
[photo data : 06/2017 - Nagano, Japan - about 7mm L - go to "
Cicadas, Leafhoppers, etc" in the main site]
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