pmnh wildlife portrait archive : insects

クロホウジャク - a Hummingbird Hawkmoth - Macroglossum saga

1606kurohojaku106_w
ホウジャクというのは蜂雀でスズメガの仲間だ。この辺でも、水辺の花が集まったところなどに現れて、ブンブンと蜜を吸っているところを見かける。


ハチドリみたいに動きが鋭角で、ホバリング(吸蜜)から瞬間移動するすばやい動きが面白い。飛ぶとオレンジ色の斑紋が姿を現して明るく、飛ぶ姿は快活な印象を与える。だけど、夜、明かりの下で止まっているホウジャクは、色も暗くて、死んだように表情がない。ときどき人間にもあるように、昼夜で表裏があるタイプに見える。

それはともかく、今年はとにかく細部の拡大撮影がたのしい。蛾は、昼でも夜でも動かないものが多くて好都合。驚かさないように近づいて、とにかく近づけるだけ近づいて撮る。ファインダー越しに眺めると案外凡庸なものも多くてがっかりするが、このホウジャクは意外にも化粧回しというか(笑)、腰回りというか(笑)、ともかく胴体のディテールがすばらしいことを発見した。


↓化粧回し
1606kurohojaku106

もう少し離れてみるとこう
1606kurohojaku109

全体像はこう
1606kurohojaku004

顔はこんな具合
1606kurohojaku112


[写真撮影 : 2016/06 - 長野県 - 開帳約60mm - 個人的博物館本館の「スズメガ、カイコガ、ヤママユガ、カレハガなどのなかま」のページへ]
[photo data : 06/2016 - Nagano, Japan - Wingspan abt.60mm - visit main museum site “
Hawk Moths, Emperor Moths, Silkworm Moths & relatives”]
[Sleeker_special_clear]