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キンイロアブ - A Horse Fly - Tabanus sapporoensis

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山小屋近辺では、夏、とりわけ七月にアブが出てくるが、八月になるとヤンマに食べられたりして一気に減ってくる。何種類かいるが、一番キラキラして器量のよいのがこいつ。ブロンドの体毛に緑の瞳がすばらしい。

向こうは僕の血を吸いたいし、僕は奴の写真を撮りたいから、お互い、逃げる・逃げないの綱引きの微妙なところで写真が成立する。だから、撮影者の決心さえ固ければ、ほかの虫より近づきやすい。近づくと、日本に限らず、なぜか血を吸う連中は一様に眼がすごい。

とは言え、今年はアブは全体に少なかった。昨年は外で寝ていて寝椅子の裏側から刺されたり、散歩の途中にズボンの上から尻をブスリと刺されたりしたが、今年は被害なし。嬉しいやら寂しいやら。

いずれにしてもメジロみたいな猛烈な奴はいない。

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[写真撮影 : 2014/08 - 長野県 - アブ科 - 15mm - 個人的博物館本館のハエ・アブのなかまのページへ]
[photo data : 08/2014 - Nagano. Japan - Tabanidae - abt. 15mm L - visit the main museum (“
True Flies, Robber Flies and Tabanid Flies”)]
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