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コケオニグモその1 - 'Koke-Onigumo' Orb-Weaving Spider #1 - Araneus seminiger

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晴れていたが、だんだん天気が下り坂という午後。何とか持ちそうだから、久しぶりに理事と散歩に行くことにした。

小屋からすぐの、道まで下りていくところ、毎年出る大きなタイアザミの株に、ノイバラが横からちょっかいをかけていて、アザミがすごく迷惑そうにしている。このノイバラの枝、少し切っちゃうか。どの枝?これ。と枝を持つと、つつつと慌てて糸づたいに逃げる大柄のクモがある。緑色。あ、あれはコケオニグモではないか。

いや実はそれほどではないという意見も最近良く聞くが、コケオニグモと言ったら昔から美麗種の希少種の垂涎の的と話は決まっている。昼間は木の幹のコケに同化して出てこないというから、僕のような注意力散漫のナマケモノは、まぁ一生の間に見ることはないだろう、と思っていた。確かにウメノキゴケみたいなコケが豊富な林ではあるが、こんな目と鼻の先の、ちょっと荒れた草地にいるとは。それでもって、たまたま揺すった枝に隠れていたとは。なんという幸運な偶然だろう。

たくさん撮影したので、二回に分けることとして、まず第一回目は明るいうちの写真を並べる。とくに、糸の反対側の
ウツギの葉の上で、警戒しつつじっとしている姿のものなど。後半は、薄暗くなってから、網を張っているところの写真となるだろう。撮影者としては、これから整理する後半の写真がたぶん素晴らしい。と、今のうちに自画自賛しておきます。

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二回目に続く

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[08/2023, Nagano, Japan - body length abt. 20mm - Araneidae - visit the main museum ("
Web Building Spiders")]
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