ウツギ - Deutzia crenata
06/25/20 01:36 category :Cornales
これを書いている時点で、ウツギとノイバラが満開だ。
ウツギはつぼみが大きくて、これは一体どんな花が咲くのだろうと期待を抱かせる。咲いた花は、確かに白くて綺麗なのだけれど、思ったより軟質の、崩れやすいような、ヨレヨレしたような感じがする。或いは雨の季節のせいも知れない。それでも確かに白くて綺麗だ。
コロナ禍以来、理事は小屋で植物の研究に勤しんでいて、毎日葉っぱをちぎってきては、外の机で図鑑とにらめっこをしている。精進の甲斐あって、食卓にはそこらの草が増えてきた。理事の学問は実学である。フキの煮たのだけは子供の頃から嫌いだから止めてくれ、と申し入れている。
そう言えば、昔江戸か明治の頃に捕虜となって松前藩に連れて来られたロシア人が、雑草ばかり食わされると非人道的な待遇に大いに不満を訴えたというような話を読んだなとか。そう言えば子供の頃に北アルプスの山小屋に泊まったらおかずは決まってアザミの天ぷらだったなとか。まぁそんなこんな、考えたり、思い出したり。
ウツギは食べていない。
2024/09: 学名を修正しました。
[写真撮影: 2020/06 - 長野県 - 花径約1cm - 樹高1-4m - 個人的博物館本館の「ミズキ・アジサイ(ミズキ目)のページ」へ]
[photo data : 06/2020 - Nagano, Japan - flower diameter abt. 1cm - tree height 1-4m - go to "plants & fungi" in the main site]
コロナ禍以来、理事は小屋で植物の研究に勤しんでいて、毎日葉っぱをちぎってきては、外の机で図鑑とにらめっこをしている。精進の甲斐あって、食卓にはそこらの草が増えてきた。理事の学問は実学である。フキの煮たのだけは子供の頃から嫌いだから止めてくれ、と申し入れている。
そう言えば、昔江戸か明治の頃に捕虜となって松前藩に連れて来られたロシア人が、雑草ばかり食わされると非人道的な待遇に大いに不満を訴えたというような話を読んだなとか。そう言えば子供の頃に北アルプスの山小屋に泊まったらおかずは決まってアザミの天ぷらだったなとか。まぁそんなこんな、考えたり、思い出したり。
ウツギは食べていない。
2024/09: 学名を修正しました。
[写真撮影: 2020/06 - 長野県 - 花径約1cm - 樹高1-4m - 個人的博物館本館の「ミズキ・アジサイ(ミズキ目)のページ」へ]
[photo data : 06/2020 - Nagano, Japan - flower diameter abt. 1cm - tree height 1-4m - go to "plants & fungi" in the main site]
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