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ニホンマムシその2 - Japanese Mamushi - Gloydius blomhoffii

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日本海の島と蛇に関する話は、この辺で書いた。対馬は毒蛇が多かったり、吃驚するほどの大蛇がいたりして大いに肝を潰したが、隠岐もマムシの多い島で、何度も遭遇することになった。

理事がアリゾナでガラガラヘビにチャージされた時、というか踏んづけそうになった時、ガラガラヘビの側でシャーシャーと警告音を発したというのだが、これを効いた現地の人は、それはよいガラガラヘビだ、ガラガラヘビにも良いのと悪いのがいて、悪いのは警告なしで即時に攻撃するのだ、と言われてなるほど、と思った。

沖縄でもサンダル履きで車から下りた瞬間にびっくりしたハブに噛まれるという話を聞いたが、釣り人の恐怖体験記のような本を見ると、だいたいマムシにやられた人は警告されていない。というか、噛まれた瞬間にも噛まれたことに気付いていないような話が多い。川のなかをじゃぶじゃぶ歩いていたら、流れてきた木の枝みたいのにコツン、とぶつかって、それが実際はマムシに噛まれていた、というような。まぁ不幸な出会いと言えないこともないが。

この分類で言うと、隠岐のマムシは皆さんよいマムシだった。一匹などは、僕が気付かずに道を進んでいると、道の真ん中でとぐろをまいて、シャーシャーと大声で懸命に警告してくれた。あるいは、この写真のマムシのように、こちらが先に気付いて、マクロレンズでづかづかと近くまで踏み込んでも、そのまま寝たふりをしていてくれた。あり難いことである。

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[写真撮影 : 2009/05 - 島根県隠岐 - 推定約50cm - 個人的博物館本館のヘビのなかまのページへ]
[photo data : 05/2009 - Oki Island, Japan - abt. 50cm L - visit the main museum ('
Snakes and allies')]
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