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ナガレタゴガエル - Stream Brown Frog - Rana sakuraii

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季節季節でいろいろ撮るものがあるが、一年で一番寒いこの季節は、氷を撮るのが楽しい。冷え込んだ翌日は、氷の発達具合を見に川に行く。

残念ながら今年は暖冬で、滅多に -10C も切らないばかりか、日中もぐんぐん気温が上がったりするので、ロクな氷がない。一昨年は氷瀑と言っていいくらい立派になった落口も、今年はだらしなくジャージャー流れているていたらく。仕方ないから、少しでも発達のよい氷を探して、川の中をジャブジャブ長靴で歩いていくことになる。

だいたいが足場の悪いところに氷があるし、この季節の川の石はヌルヌルで異常に滑る。転ばないように、滑らないように(死にはしないが、機材が濡れちゃう)、しゃがみ、踏ん張り、シャッターを切っていると、何やら長靴にぶつかってくるものがある。見ると黄色い。

え魚?なんじゃこりゃ?と、転ばないように体勢を整えて見ると、二月の冷たい流れになんとカエルだ。顔が
アカガエル、足ビレもついて、ああこれは昨今巷で話題のナガレタゴガエルだと知れた。浅瀬だし、流れに踏ん張る姿がそこに見えるから、枝でつんつん突っつくと、ヤメテヤメテと言わんばかりに川石の隙間に頭を突っ込んでイヤイヤする。水は冷たいしあまり敏捷ではない。ちょっと鈍くさいかも知れない。

そう言えば、この季節、オオダイサギが川を丹念に歩いているのだ。魚なんてそうそう居ない川だし、一体何探してんのかな、と不思議に思っていたが、この鈍くさい連中を喰っているのではなかろうか。

ニワトリの頭とか言われて、鳥は賢くないように言われるが、ため池の氷が融けたタイミングに
カワウが集結し、育った若い鯉を一網打尽に食ったり、餌さがしの智慧には感心させられることが多い。

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↓ヒレに注目
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ともあれ、次回からは水中カメラも携帯することにした。


[写真撮影 : 2020/02 - 長野県 (標高1250m) - 約4cm - 個人的博物館本館のカエルのページへ]
[photo data : 02/2020 - Nagano, Japan (alt. 1250m) - about 4cm - go to page "frogs" of the main site]
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