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ミナミコアリクイ - Southern Tamandua - Tamandua tetradactyla

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他のエントリに書いた事情で、昔スリナムに行った時の画像を見直していたら、アリクイの写真が目に留まった。


そうだこの時は雨の中、朝から原生林の奥へ奥へと、てくてくと歩いていたのだった。やっと雨が上がってきて、あちこち見渡す余裕が出てくると、いま自分たちがびっくりするくらい高い木がたくさん繁った森を歩いていたのだということがわかる。そしてそのびっくりするくらい高い木の、びっくりするくらい上の方で、何か動くものがいる。薮越しだから見えたり、見えなかったりするが、木の幹をひょいひょいと伝っている。

鳥かな?猿かな?いやあれは Tamandua だな。Tamandua ってなに? アリクイ?ええー?

アリクイが空高く、木を登って行くということはその時初めて知った。いろいろなほ乳類も見てきたけれど、こいつは住んでいるところがほんとうに自分と違うなあと思う。垂直方向の距離でも、抽象的な意味でも。



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[写真撮影: 2004/08 - スリナム - 推定体長(尾を含む)100cm+ - 本館(熱帯林の哺乳類)へ]
[photo data : 08/2004 - Suriname - estimated body length incl tail 100cm+ - go to "
mammals of tropical forest" page in the main site]
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