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イケマ - Cynanchum caudatum

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梅雨の合間、久しぶりに晴れたので、少しだけ足をのばして色々な花の開花状況をまとめて確認することにした。

クモキリソウ、終わりがけ。オニノヤガラ、満開。オカトラノオ、開花始まる。ミツモトソウ、開花。ダイコンソウ、開花。ケキツネノボタン、満開。マタタビ、開花。カラマツソウ、満開。コアジサイ、これから。ウツボグサ、開花。うむ順調順調、とひとつひとつ進んでいたら、ちょうど満開のノハナショウブの手前で、変なものを見つけた。あれ、何だこれ。草やぶの上に、白い花火が打ち上がったような。

AI様に同定を頼むと、イケマ。という変な名前の植物の名を出してきた。記憶がよみがえる。イケマ。ああイケマ。確か二、三年前に、この同じ場所で、花期が過ぎてから通りかかり、今度はもう少し早めに来て花を確かめよう。とか思ってそのまますっかり忘れていた。そういう草があった。

開花して間もない、たまたま絶好のタイミングだったから、検分しつつゆっくり撮影する。ハナカミキリにも大人気で、皆この丸く集まった花に集い、交尾して、忙しそうにしている。こちらもくつろぎつつ集中していたら、油断する間もなく、右手の、血液検査で血を抜かれるような場所を、キンイロアブにぶっすりと刺された。ここでは七月はアブの季節。まぁそうなるわな。(ちなみにこの金髪碧眼のうつくしい吸血虻の通称はクリスティーナあるいは令嬢クリスティーナだ)

即席で Wikipedia をひいたら、イケマという面妖な名前はアイヌ起源らしく、アイヌでは重要な意味を持つ植物だったようだ。

帰り道の記録。ママコナ、開花始まる。ヤマアジサイ、満開。ウメガサソウ、終わり。
イチヤクソウ、粘っている。チダケサシ、満開。オヤマボクチ、順調に成育中。コバギボウシ、つぼみ。ドクダミ、満開。シキンカラマツ、開花。

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↓ヨツスジハナカミキリ
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[写真撮影: 2023/07 - 長野県 - つる - 花序径約30mm 個人的博物館本館の「リンドウ・アカネ・キョウチクトウのなかま(リンドウ目)のページ」へ]
[photo data : 07/2023 - Nagano, Japan - Apocynaceae - Vine - umbel dia. abt. 30mm - go to "
plants & fungi" in the main site]
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