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トチノキその2 - Japanese Horsechestnut #2 - Aesculus Turbinata

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今年の紅葉は遅れに遅れて、だいたい小屋の周囲では一週間遅れの本日(11/7)頃にピークを迎えた。


ピークと言うのはやはり目立つモミジの類が基準になるわけだが、例年、モミジに先立って、一本だけあるトチノキが燃え上がるように鮮やかに色づく。近づいて見ていると生命力と言うか、植物のパワーがひしひしと感じられて感嘆するが、とうとう数日前に燃え尽きた。

今日はよく晴れて寒い日だったが、前日背中をぐぎっとひねって安静が望ましいので、車を出して近隣の木を見ることにした。というわけでまずはトチノキ、茅野の長圓寺へ向かう。夏にモクゲンジを見にいった時にうっかり見逃したのだが、調べるとトチノキの巨木があるらしい。

県外からモミジ目当ての観光客が来ていて、駐車場に交通整理係が立っていたのには驚いたが、園芸モミジは横目でにらみつつ、真っ黄に輝いた大きなイチョウに敬意を示し、モクゲンジに挨拶する。さてトチノキ。トチノキはどこだろう?と探したがよくわからない。まぁ秋の散歩がてら、少し寺から遠ざかってみるとわかった。墓場の方角に、それらしい高い木がある。

人のいない側、墓石や石仏を避けながら進んでいくと、奥に隠れていた大木が少しずつ姿を顕わす。すごいトチノキだった。葉は残念ながら枯れ加減で、そもそも葉の大きさや色はうちのトチノキの方が鮮やかな気もするが、それでも、墓場の奥で宇宙と交信しているような、この大木ときたら。

少したじろぎ、また昂ぶったので、近隣のブナやアオハダなども回っていたら、陽が落ちて、とても寒い夜になった。今日は氷点下の予報が出ている。

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↓うちのトチノキ、11/3。
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一回目、去年の我が家のトチノキはこちら。それなりに大したものだと思っていたが、まだまだだな!
それから、盛りのモミジは、、強いて言えばこれだけど、もう少しピークはカラフル。


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写真撮影: 2024/11 - 長野県 - 樹高約20m - 個人的博物館本館の「カエデ・ミカン・ウルシのページ(ムクロジ目)」へ]
[photo data : 11/2024 - Nagano, Japan - height 20m mol - go to "
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