オタカラコウ - Fischer's Ragwort - Ligularia fischeri
08/31/22 02:59 category :Asterales
小屋の裏にちいさな細流、というか溝があるが、雨が降ると水が流れる、そのぐちゃぐちゃしたところに、ちょうどこの草が二株、10mくらい離れて生えている。巨大な葉っぱを出すから毎年消息は判るが、なかなか咲かない。それが、今年は三年ぶりか四年ぶりくらいに咲いた。なにせでかくて派手だから、開花というより大開花、という感じだ。
種のままだったり、根のままだったり、芋だったり、育った姿だったり、形はさまざまだけど、植物は条件を満たさないと、無駄に花はつけない。それが今年は大開花だから、何がお気に召したのかな、と不思議に思い、食卓で話題にすると、ああそれはきっと私が溝にかぶさる笹を刈ったから。あんまり笹が繁るとホタルの幼虫が困るというので少し刈ったのよ。ああなるほど、それはわかりやすい。
近寄ると雑で大味だけれども、秋の花らしくとにかく派手で大きな花だ。根っこのほうの葉っぱなど、あきれるほど大きい。湿原で群生していたりすると見事とは言え、ちょっと裏の溝にはオーバースペックと云わざるを得ない。近所のほかの細流のところには、何ヶ所か群生しているところがあり、そこツリフネソウやらサラシナショウマが混ざって、くたびれたヒョウモンやらセセリやらが集まってひらひら飛び出すと、日々寂しくなる秋の景色の中で、ちょっとした天国、の幻に見えることもある。
[写真撮影: 2022/08 - 長野県 -草丈約100cm - 花径約5cm 個人的博物館本館の「キク・アザミ・キキョウ(キク目)のページ」へ]
[photo data : 08/2022 - Nagano, Japan - height 100cm+- - flower dia. abt. 5cm - go to "plants & fungi" in the main site]
近寄ると雑で大味だけれども、秋の花らしくとにかく派手で大きな花だ。根っこのほうの葉っぱなど、あきれるほど大きい。湿原で群生していたりすると見事とは言え、ちょっと裏の溝にはオーバースペックと云わざるを得ない。近所のほかの細流のところには、何ヶ所か群生しているところがあり、そこツリフネソウやらサラシナショウマが混ざって、くたびれたヒョウモンやらセセリやらが集まってひらひら飛び出すと、日々寂しくなる秋の景色の中で、ちょっとした天国、の幻に見えることもある。
[写真撮影: 2022/08 - 長野県 -草丈約100cm - 花径約5cm 個人的博物館本館の「キク・アザミ・キキョウ(キク目)のページ」へ]
[photo data : 08/2022 - Nagano, Japan - height 100cm+- - flower dia. abt. 5cm - go to "plants & fungi" in the main site]
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