Mon - October 27, 2008[鳥の写真/Bird Photo] アオアシシギ - Common Greenshank - Tringa nebulariaシギなどの水鳥はよく似ている上に、世界中あちこちを行き来しつつ、あるいは入り交じって棲息しているからただでさえ判りづらいのに、各国語が自らの事情や言語感覚に基いて勝手に名前を付けるので、命名のズレがまた複雑である。英語でキアシと言えばアメリカ大陸のシギなのに、日本のキアシシギは英語圏では尾が鼠色のオシャベリ鳥になり、それぞれを踏襲したと覚しい台湾・中国の図鑑では、前者が黄足シギ、後者が灰尾シギという塩梅だ。それが仏語圏に行くと今度はシベリアの騎士になったりするから可笑しい。写真のアオアシシギは比較的個性的で、確かに長目の脚が青灰色だから、日本語でアオアシ、英語で緑脚、中国語圏は青脚と、まずは誤差の範囲内に出揃ったと言えるが、仏語の図鑑では吠える騎士とあった。[写真撮影:
2007/11 - 台湾・澎湖島 - 約35cm -
個人的博物館本館のシギ・レンカクの類のページへ]
Posted at 01:10 See Photo/写真を見る | Sat - March 28, 2009[鳥の写真/Bird Photo] アオゲラ - Japanese Woodpecker - Picus awokera裏の公園に散歩に行って、耳を澄ますとぴゅう、ぴゅう、と甲高い声がする。鷹が出てきた時の準備をしながら声のする方に近寄っていくと、アオゲラだった。都会のこんな場所で、確かにとても少ないのだが、それでも時々見かけることがある。先月も近くの林で見かけたし、昨年は少し上流の池のほうで交尾し、営巣したとも聞いた。だいぶ前だけれど、早朝に家の屋根のアンテナで啼いていたこともある。しぶとく生きているのは間違いないのだが、それでも嫁探しは大変そうだ。そう考えると、ぴゅう、ぴゅう、という声も何だか悲痛な叫びに聞こえて来るのだった。幸運を祈りたい。[写真撮影
: 2009/03 - 東京都杉並区 - 約30cm -
個人的博物館本館のキツツキの仲間のページへ]
Posted at 02:02 See Photo/写真を見る | Sat - May 26, 2007[鳥の写真/Bird Photo] アオサギ - Grey Heron - Ardea cinereaYahoo!
の動物ニュース(京都迎賓館のコイがピンチ)からのリンクで流れてこられた方からいくつか質問があったので、急きょアオサギ、ダイサギ、カワウの三連発を行くことにします。写真は今ひとつだけど、まぁ号外のようなものです。[写真撮影:
2006/05 - 熊本県 -
体長推定約90cm - 本館での掲載ページへ]
Posted at 03:35 See Photo/写真を見る | Sun - September 13, 2009[鳥の写真/Bird Photo] アオムネハチクイ - Blue-bearded Bee-Eater - Nyctyornis athertoni日本語ではアオムネだが、英語だとジル・ド・レの青髯だ。しかも、どういうわけか、図鑑を見ると凶悪な顔に描いてある。だから、実物はどんな途方もない奴なのだろうかと思っていたのだが、実際に出会ってみると、落ち着いた色調の、思慮深そうなハチクイだったのでちょっと拍子抜けした。しかし実に渋い。[写真撮影:
2009/08 -
ベトナム・カッティエン国立公園
- 約35cm -
個人的博物館本館のカワセミ・ブッポウソウのなかまのページへ]
Posted at 02:54 See Photo/写真を見る | Wed - August 15, 2007[鳥の写真/Bird Photo] アカオネッタイチョウ - Red-tailed Tropicbird - Phaeton rubricauda純白の体躯、赤い尻尾にペンギンみたいな脚。これを見ると、ああ、南の島に来たなあ、という感じがする。空中で速度を落とすと、尻尾が勢いを失ってだらーんと垂れ下がるのもいい。[写真撮影:
2007/07 -
ハワイ・オアフ島
- O'ahu, Hawai'i - 本館のカイツブリ・ネッタイチョウのなかまのページへ
]
Posted at 07:50 See Photo/写真を見る | Tue - March 20, 2007[鳥の写真/Bird Photo] アカゲラ - Great Spotted Woodpecker - Picoides major三バカに会いに裏の公園に行く。寄生蜂や吊虻に春を実感しながら耳を澄ますと、キョ!キョ!どけ!どけ!とアカゲラが啼いていた。普通種だけれど、近所では初めて見る。これでこの冬は30種類くらいだろうか、東京の冬もまだそう捨てたものではない。[写真撮影
: 2007/03 - 東京 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 05:39 See Photo/写真を見る | Mon - March 24, 2008[鳥の写真/Bird Photo] アカズキンムジヒタキ - White-tailed Alethe - Alethe diademata castanea緑の天堂のような森の一角で、きみは誰?きみは誰?と僕に呼びかけ続けたヒタキ。[写真撮影:
2007/08 -
ガボン・イヴィンド国立公園
- 約18cm -
個人的博物館本館のツグミのなかまのページへ]
Posted at 02:09 See Photo/写真を見る | Sun - November 30, 2008[鳥の写真/Bird Photo] アフリカヒレアシ - African Finfoot - Podica senegalensis鏡のような水面を、つーと音もなくすべっていくのがよく似合う。朝まだくらいうち、岸辺に腰掛けて水を見ていると、そっと出かけていくのが見える。[写真撮影:
2007/08 -
ガボン・ロアンゴ国立公園
- 約50cm -
個人的博物館本館のツル・クイナのなかまのページへ]
Posted at 12:40 See Photo/写真を見る | Wed - July 2, 2008[鳥の写真/Bird Photo] アリサンチメドリ - Streak-breasted Fulvetta - Alcippe cinereicepsあまり動じない性格のようで、山道を歩いている時、気配にふと目を上げると、すぐそこに尻が見えたのだった。思わず「おい」と声をかけると慌てふためいて出てきて、道の反対側に飛び移り、体勢を整えてから改めてじっと僕を見た。[写真撮影:
2008/06 - 台湾・阿里山 - 約11cm -
個人的博物館本館のチメドリ・ガビチョウのなかまのページへ]
Posted at 01:06 See Photo/写真を見る | Mon - June 1, 2009[鳥の写真/Bird Photo] アリサンヒタキ - Collared Bush-Robin - Tarsiger johnstoniaeコマドリやノビタキの親戚にして、全身が黒、白い腹、頭には白い鉢巻、そして首から肩にかけてX字の赤いタスキ。図鑑で見ただけでも、この鳥のカッコよさは群を抜いている。[2008/06
- 台湾・阿里山 - 約13cm -
個人的博物館本館のコマドリ・ノビタキ・ジョウビタキなどのページへ]
Posted at 03:41 See Photo/写真を見る | Thu - June 25, 2009[鳥の写真/Bird Photo] イワツバメ - Asian House-Martin - Delichon dasypus湿った朝の川筋で橋の左右を行き来するのもいるし、ツバメだったら大きな道路を川に見立ててトラックを避けるように飛び交うのもいるが、やはり山の上、遮るものもなく開けた空を超高速で飛んでくれると嬉しい。時々挨拶をするように、耳のよこをしゅーっと抜けていってくれたらすごく幸せ。[写真撮影
: 2008/06 - 台湾・阿里山 -
個人的博物館本館のツバメの類のページへ]
Posted at 12:21 See Photo/写真を見る | Sun - April 29, 2007[鳥の写真/Bird Photo] インドハッカ - Common Myna - Acridotheres tristisだいぶ暑かったから口を開けたまま、何やらこっちを見て訴えかける風情なのだがその内容はよく判らない。鳥にせよ犬猫にせよ、こういうことは時々ある。ひょっとしたら前世の宿縁で、あれは前世で家来だったのではないか、と理事に同意を求めると、主従が逆かもしれないではないか、と言う。確かにその可能性はあるが、そうではない気がする。きっと違う。[写真撮影
: 2006/09 - タイ・クラビ県 -
体長約25cm - 本館での掲載ページへ]
Posted at 01:37 See Photo/写真を見る | Sun - June 10, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ウグイス - Japanese Bush-Warbler - Cettia diphone一年に一度、いやひょっとしたら一生に一度だけ、強気でりりしいウグイスの雄。りりしさ、しかと受取りました。[写真撮影:
2007/06 - 京都市 - 体長約14-15cm - 本館での掲載ページへ]
Posted at 01:44 See Photo/写真を見る | Wed - April 11, 2007[鳥の写真/Bird Photo] エナガ - Long-tailed Tit - Aegithalos caudatusエナガは忙しい鳥だ。ふわふわとした体をきびきびと動かし、何やらブツブツと呟きながら、休みなく餌を求めて動き回る。僕と違って、立ち止まったり、振り返ったり、あまりそういうことはしないようだ。[写真撮影
: 2007/04 - 長野県小諸市 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 01:58 See Photo/写真を見る | Sun - September 23, 2007[鳥の写真/Bird Photo] オオグンカンドリ - Great Frigatebird - Frigata minor気がつくと視界の端に唐突に出現し、強風の中、独特の姿勢を保ったまま一気にまた視界から消え去る。なんだか、ちょっとかっこいいのだった。[写真撮影:
07/2007 - ハワイ・オアフ島 O'ahu
island, Hawai'i - 翼開長約2m - 個人的博物館本館のミズナギドリ・ペンギン・アビ・グンカンドリの類のページを開く]
Posted at 01:34 See Photo/写真を見る | Sat - February 21, 2009[鳥の写真/Bird Photo] オナガガモ - Northern Pintail - Anas acuta端正な柄のカモだけれど、最近は結構どこにでも居る。家の近所では、餌を撒く人々に群がっている。[写真撮影:
2008/03 - 東京都杉並区 - 約55cm -
個人的博物館本館のオナガガモのページへ]
Posted at 01:50 See Photo/写真を見る | Wed - May 14, 2008[鳥の写真/Bird Photo] カイツブリ - Little Grebe - Tachybaptus ruficollisカモやサギのなかに交じり、この小さな鳥がぽつん、と浮かんでいるだけで何だか自然の奥行きが深くなったような気がする。裏の公園の水鳥軍の貴重な二番バッターである。[2008/05
- 東京都杉並区 - 約25cm -
個人的博物館本館のカイツブリ・ネッタイチョウなどのなかまのページへ]
Posted at 07:35 See Photo/写真を見る | Thu - November 20, 2008[鳥の写真/Bird Photo] カノコバト - Spotted Dove - Streptopelia chinensis日本のキジバトの色調を全体に少しくすませて、その分少し紅を加えてから首に派手な風呂敷を巻くとこの鳩の出来上がり。この写真はハワイで撮ったものだが、台湾でも香港でもマレーシアでも普通種で、キジバトより勢力が強い感じがする。[写真撮影
: 2007/07 - ハワイ島 - 約30cm -
個人的博物館本館のハトのなかまのページへ]
Posted at 05:09 See Photo/写真を見る | Mon - July 28, 2008[鳥の写真/Bird Photo] カルガモ - Spot-billed Duck - Anas Poecilorhyncha静かな気配を感じて眼を上げると、倒木越しにこちらを窺うカルガモと視線が交錯した。[写真撮影
: 2008/07 - 函館 - 約60cm - 個人的博物館本館のカルガモのページへ]
Posted at 01:20 See Photo/写真を見る | Sat - May 26, 2007[鳥の写真/Bird Photo] カワウ - Great Cormorant - Phalacrocorax carbo本当は、おおきなアメリカザリガニを呑み込もうとする、悪魔的な風貌をしたカワウの写真がスタンバイしていたのだけれど、それでは
Yahoo!
のニュースから流れて来た方に悪い印象を残しかねないので、ここはぐっと我慢して、婚姻色の鮮やかなこの冬の写真に急きょ差し替えることにした。独特の、いや孤高の美学と言っておこう。
[写真撮影 2007/01 -
東京都港区 -
推定体長約80cm - 本館での掲載ページへ]
Posted at 03:44 See Photo/写真を見る | Fri - November 9, 2007[鳥の写真/Bird Photo] キアシシギ - Grey-tailed Tattler - Tringa brevipes話には聞いていたが、実際に澎湖の風は強い。人間だけでなく、シギやチドリだっておっとっとっと、とよろけながら歩いている。
[写真撮影: 2007/11 - 澎湖島 -
約25cm - 個人的博物館本館でのシギ類のページへ
]
Posted at 01:54 See Photo/写真を見る | Sun - June 8, 2008[鳥の写真/Bird Photo] キジ - Common Pheasant (Green Pheasant) - Phasianus colchicus versicolor八ヶ岳山麓にある山荘を借りて、窓を開けて読書をしたり、うたた寝をしたりしていると、ケンケーン、というか、ギェギェー、というか、とにかくキジの鳴き声があちこちからしてくる。声が近づいてきたら、邪魔にならない程度の見晴らしの良い場所に退避して、カメラを構えて待つのである。そうすると、間もなくつがいのキジが現れて、僕の顔を覗き込んだり、他のキジの声を分析したりしながら、地面をついばみついばみ、通り過ぎていく。雌は案外無頓着で、雄の方が警戒心の強いのは人間同様である。それにしても、キジも啼かずば撃たれまい、とはよく言ったものだ。[2008/05
- 山梨県北杜市 - 約50cm -
個人的博物館本館のキジ類・ウズラ類・ライチョウ類などキジに似た鳥のページへ]
Posted at 09:31 See Photo/写真を見る | Sat - May 9, 2009[鳥の写真/Bird Photo] キジその2 (♀) - Common Pheasant (Green Pheasant) female - Phasianus colchicus versicolor以前掲載した雉の雄の写真と対をなすと言うか、有り体に言えばその雄の奥さんの写真である。今回もちょっと迷ったので二枚まとめて。[2008/05
- 山梨県北杜市 - 約50cm -
個人的博物館本館のキジ類・ウズラ類・ライチョウ類などキジに似た鳥のページへ]
Posted at 02:23 See Photo/写真を見る | Fri - January 9, 2009[鳥の写真/Bird Photo] キジバト - Oriental Turtle-Dove - Streptopelia orientalis家に帰ってきたから、状況観察を兼ねて裏の公園をゆっくり散歩して回った。都内で珍しいところではアトリが居た。アトリの居た木の根元の枯れ葉の溜まりでは、キジバトが五羽、人が通っても写真を撮っても全く動ぜず、ひたすら葉っぱをひっくり返しながら餌を探していた。ただしこの写真は一昨年の秋、松山城で撮ったもの。[写真撮影:
07/11 - 愛媛県松山市 - 約30cm - 個人的博物館のキジバトのページへ]
Posted at 12:52 See Photo/写真を見る | Sun - October 28, 2007[鳥の写真/Bird Photo] キノドカラカラ - Black Caracara - Deptrius ater現地でカラカラと呼ばれている鳥の、ノドのところが赤いのがアカノドカラカラ。そしてノドは別段に黄色くはないけれど、顔が黄色いこの種類が、おそらくアカノドとの対比の関係で、キノドカラカラと名付けられた。決して、ノドがカラカラというわけではない。それにしても、南米のジャングルは旧大陸出身者にはちょっと想像のつかないものが出てくるから、どこか奥深さを感じる。[写真撮影
: 2004/08 -
スリナム
- 本館でのハヤブサ・チョウゲンボウのページへ]
Posted at 07:44 See Photo/写真を見る | Mon - June 2, 2008[鳥の写真/Bird Photo] キバシウシツツキ - Yellow-billed Oxpecker - Buphagus africanus背中に居着いて、ダニやら虫やらを食べてくれるというところまではよいが、チョロチョロと我が物顔に腹や尻を行き来するだけでなく、頭の後で彼女を追っかけ、高らかに愛を歌いだす、しかもこの厚かましい顔だ。だから水牛は深く感謝しているかというとそうでもなくて、結構嫌そうに追払っている。もちろんウシツツキは牛の耳の後にあって東風の馬耳を射るが如きあり。[写真撮影:
2007/09 -
ガボン・ロペ国立公園
- 約23cm
-個人的博物館本館のムクドリ類・ハッカチョウ類およびその近縁種のページへ]
Posted at 04:39 See Photo/写真を見る | Tue - March 13, 2007[鳥の写真/Bird Photo] キバシリ - Eurasian Tree-creeper - Certhia familiarisうまく言えないが、共通の話題がなくて、縁が薄いような感じのする鳥だ。ある日突然アッシジの聖フランチェスコに生まれ変わっても、こいつらは話を聞きに来ないような気がする。ひょっとすると、顔の向きが違うからかもしれない。[写真撮影:
2007/02 - 苫小牧 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 09:42 See Photo/写真を見る | Sun - April 1, 2007[鳥の写真/Bird Photo] クビワムクドリ - Black-collared Starling - Sturnus nigricollisまるで白頭鷲のように立派に見えるけれど、ムクドリのなかまだ。ムクドリの仲間だけれど、カラスのような堂々たる体躯。しかもムクドリらしい図太さと騒がしさも兼ね備え、実際に対面するとかなりアクが強い感じがする。しかしながら、写真うつりがよい。[写真撮影:
2005/08 - 香港 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 08:49 See Photo/写真を見る | Tue - August 11, 2009[鳥の写真/Bird Photo] クロアジサシ - Black Noddy - Anous stolidusこれでも一応夏なんだし、たまには明るいのを。[写真撮影:
2007/07 -
ハワイ・ハワイ島
-
個人的博物館本館のカモメ・アジサシのなかまのページ
へ]
Posted at 03:36 See Photo/写真を見る | Sun - December 2, 2007[鳥の写真/Bird Photo] クロツラヘラサギ - Black-faced Spoonbill - Platalea minor関門の辺で二日ほど自由な時間が取れたので、博多湾に行ってきた。干潟のまわりをうろうろと見ていると、先日澎湖でも見たクロツラヘラサギが居る。クロツラヘラサギの繁殖地は遼寧省と38度線地帯の二ヶ所しかないということを何かの記事で読んだが、そうすると先日の澎湖組と今回の博多湾組は顔見知りなのかもしれない。こんな嘴だから、首から上の羽繕いは手近なところにいる二羽ずつで済ますのが面白い。[写真撮影:
2007/11 - 福岡県 - 約70cm - 個人的博物館本館のペリカン・ヘラサギ・トキなどのなかまのページへ]
Posted at 02:03 See Photo/写真を見る | Sun - November 2, 2008[鳥の写真/Bird Photo] コサギ - Little Egret - Egretta garzettaただでさえ強風で知られる澎湖島の浜なのに、夕方が近くなってその風がまたどんどん強くなってくる。撤収しようか迷っていると、コサギが一羽、浅瀬を風に向かって、怒ったようにずんずんと進んでいくのが見えた。[写真撮影:
2007/11 - 澎湖島・青螺 -
個人的博物館のコサギのページへ]
Posted at 03:19 See Photo/写真を見る | Wed - December 31, 2008[鳥の写真/Bird Photo] コサギとアマサギ - Little Egrets and Cattle Egret - Egretta garzetta and Bubulcus ibis明けましておめでとうございます。というわけで、今年はめでたい感じがする白鷺の飛び立ちの写真から。[写真撮影
: 2007/11 - 台湾・澎湖島 -
個人的博物館本館のサギのなかまのページへ]
Posted at 04:37 See Photo/写真を見る | Thu - July 19, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ジュウイチ - Hodgson's Hawk-Cuckoo - Cuculus fugaxあきれる程に大きく開ける口のせいもあるし、ヒステリックな歌い方や唐突に大きな目玉にも原因があると思うけれど、どこかちょっと頭が変な鳥、と思わせるところがある。夜も啼くというし。[写真撮影:
2007/06 - 京都市 - 体長約30cm - 本館での掲載ページへ
]
Posted at 11:33 See Photo/写真を見る | Fri - May 1, 2009[鳥の写真/Bird Photo] シマドリ - Taiwan Barwing - Actinodura morrisoniana最初何回か見かけた時は、樹の高いところにいて取りつく島もないという風だったが、ある朝起きて街路灯の横を歩いていたら、こいつが口いっぱいに蛾の死骸をくわえてもそもそしているところに出くわした。なるほどなぁと思いつつ、声をかけて先を急いだが、気のせいか、それからはあちこちで視界に入ってくるのだった。何となくぼてっとした体形だが、ありそうでない色と柄である。[写真撮影:
2008/06 - 台湾・阿里山 - 約18cm -
台湾名・紋翼畫眉 -
個人的博物館本館のチメドリ・ガビチョウのなかまへ]
Posted at 01:56 See Photo/写真を見る | Mon - March 5, 2007[鳥の写真/Bird Photo] シメ - Hawfinch - Coccothraustes coccothraustes裏の公園にシメが一羽いる。はじめの頃はいつもビクビクとして木の高みにいたけれど、最近はすっかり落ち着いた。少々頭でっかちだけれど、端正で美しい鳥だ。[写真撮影:
2007/02 - 東京 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 08:56 See Photo/写真を見る | Sat - March 14, 2009[鳥の写真/Bird Photo] シメその2 - Hawfinch - Coccothraustes coccothraustes特別にシメがたくさん来た、今年の冬の記念に。[写真撮影:
2009/03 -
東京都杉並区
- 約18cm
-
個人的博物館本館のイカル・アトリ・ヒワの仲間のページへ]
Posted at 11:01 See Photo/写真を見る | Thu - April 9, 2009[鳥の写真/Bird Photo] シロガシラ - Light-vented Bulbul - Pycnonotus sinensisヒヨドリの仲間というと、中ぐらいの大きさで尾が長く、頭の冠羽をぼさぼさと立て、喉の羽をふくらまし、鳴き声は概して達者だがぎゃあぎゃあとうるさいことも多く、全体は黄色、茶、灰、オリーブ、白、黒などのミックス、などというのが形態上の特徴ということになろうか。本州のヒヨドリとはずいぶん違うようだけれど、シロガシラといい、クロガシラといい、クロヒヨドリといい、台湾のヒヨドリも一応ヒヨドリの文法には正確に則っていることがわかる。今回は選べなかったので二枚。[写真撮影
: 03/2008 - 台湾・霧台 - 18cm -
個人的博物館本館のヒヨドリの仲間のページ
へ]
※シロガシラクロヒヨドリ
(Black Bulbul - Hypsipetes
leucocephalus。カシラは白くないけど)
について、サイト上でいままでクロガシラ(Styan's
Bulbul - Pycnonotus taivanus)
と取り違えて表記していました。修正いたします。
Posted at 07:47 See Photo/写真を見る | Fri - September 18, 2009[鳥の写真/Bird Photo] ズグロミゾゴイ - Malayan Night-Heron - Gorsachius melanolophus人間で言えば手の役割をだいたい受け持っている訳だから、鳥の嘴といったらそれはおおごとだ。[写真撮影:
2008/06 - 台湾・關仔嶺 - 約50cm -
個人的博物館本館のゴイサギのなかまのページへ]
Posted at 10:29 See Photo/写真を見る | Sat - May 26, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ダイサギ - Great Egret - Ardea albaじりじりと照りつける陽射しのもと、波が寄せては返す、しびれるような夏の浜辺で、サギも幸福を感じたりするのだろうか?[写真撮影:
2003/08 -
オーストラリア・ダーウィン
- 体長推定80cm - 本館での掲載ページへ]
Posted at 03:38 See Photo/写真を見る | Tue - December 11, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ダイゼン - Grey Plover - Pluvialis squatarola結構どこにでもいるくせに、実はどこにも居場所がないように、おどおどと遠慮がちに遠くの浜を歩いている鳥。潮が満ちた時、一羽が珍しく近くに寄ってきて、例によって遠慮がちにあたりを見回した後、僕の左横、10m先に腰を下ろした。世間話がしたくなるような、なんだかいい雰囲気だった。[写真撮影:
2007/11 - 台湾・澎湖島 - 約30cm -
個人的博物館本館のチドリ・ミヤコドリ・ケリのなかまのページへ]
Posted at 06:10 See Photo/写真を見る | Mon - March 5, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ダマライワビタキ - Tractrac Chat - Cercomela tractracこういうコマドリ系の奴にはちょっと弱い。つぶらな瞳でじっと見つめられると、胸羽のハタハタにまでドギマギしてしまう。[写真撮影:
2005/08 - ナミビア - 本館での掲載ページへ]
Posted at 08:23 See Photo/写真を見る | Thu - March 19, 2009[鳥の写真/Bird Photo] タイワンオナガ - Grey Treepie - Dendrocitta formosaeタイワンオナガと言うと身もふたもない感じだが、実際のところ優雅な風貌をしたカササギだ。ただ、群れ集まってだみ声でぎゃあぎゃあ啼き交わす。昨年は色々な所にいったけれど、一番印象が強く残っているのはこの霧台かもしれない。ちょっと緊張もし、落胆もしたが、霧台にいる間、僕は楽しくてしょうがなかったような気がする。[写真撮影
: 2008/03 - 台湾・霧台郷 - 約35cm -
現地名:樹鵲 -
個人的博物館本館のカケス・カササギ・オナガなどのなかまのページへ]
Posted at 02:58 See Photo/写真を見る | Sat - May 10, 2008[鳥の写真/Bird Photo] チュウシャクシギ - Whimbrel - Numenius phaeopusいぶかしがる【訝しがる】不審に思って知りたがる。(広辞苑)[写真撮影:
2006/04 : 山口県萩市 - 約40cm -
個人的博物館本館のシギ・レンカクの類のページへ]
Posted at 03:03 See Photo/写真を見る | Sat - March 3, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ツグミ - Dusky Thrush - Turdus naumanniその、とろとろと光る漆黒の目玉に、僕はどのように映っているだろうか。[写真撮影:
2007/01 - 東京 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 02:32 See Photo/写真を見る | Wed - March 7, 2007[鳥の写真/Bird Photo] トビ - Black-eared Kite - Milvus lineatusトビにはいつも自分の存在を持て余しているような、どこか重い風情があるけれど、この日のトビはくるくると旋回し、のぼり、また羽ばたいて、いつまでも飽くことがなかった。[写真撮影:
2006/04 - 見島 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 10:57 See Photo/写真を見る | Mon - December 17, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ヌマヒヨドリ - Swamp Greenbul - Thescelocichla leucopleura一日中ヤシの木の中で、ぎゃあぎゃあと啼き交わしている。[写真撮影:
2007/08 -
ガボン・ロアンゴNP
- 約23cm - 個人的博物館本館のヒヨドリのなかまのページへ]
Posted at 02:10 See Photo/写真を見る | Wed - April 4, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ハシブトガラ - Marsh Tit - Parus palustris鳥の写真が多いから、本当は別のものにしようかと思っていたのだけれど、ハードディスクの交換があって出鼻をくじかれる。昨日、今日と寒いから、去り行く冬を惜しんで、北海道のハシブトガラにする。[写真撮影:
2007/02 - 苫小牧 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 11:40 See Photo/写真を見る | Sun - February 10, 2008[鳥の写真/Bird Photo] ハシブトガラス - Large-billed Crow - Corvus macrorhynchosオーストラリアの
Magpie
(カササギフエガラス。本館ではモリツバメのページに収録)ほどではないけれど、もう少し精進すれば相互にコミュニケーションできそうな気がするのがこのカラスだ。個体によってはカァカァと呼ぶとカァカァと返事をしたり、あるいは理事をからかいにやって来て足を引っ張ったりする奴がいるが、あと一歩、いや三歩くらい、ちょっともどかしい。[写真撮影:
2008/02 - 東京都杉並区 - 約50cm -
個人的博物館本館のいわゆるカラスのページへ
]
追記:前回のエントリでシメがいない、と書いたが、その後遭遇した。木の高いところにいて羽繕いをしていた。 Posted at 01:29 See Photo/写真を見る | Thu - November 15, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ハシボソガラス - Carrion Crow - Corvus corone誰が何といおうと、カラスは断然、カッコいい。紫に輝く漆黒の体躯、メタリックな嘴と脚。そして都会ではほぼ唯一、自分から人間にコミュニケートしてくる勇気と頭脳。大学生の時、ベンチで居眠りをする頭をコツコツと後からつつかれてから、僕は断然、カラスの味方だ。
[写真撮影: 2007/11 - 愛媛県 -
約50cm - 個人的博物館本館でのカラス類のページへ]
Posted at 02:25 See Photo/写真を見る | Wed - February 27, 2008[鳥の写真/Bird Photo] ハダダトキ - Hadada Ibis - Bostrychia hagedash旗本退屈男と違って、頬に三日月の紋章がある。不気味なまでに寡黙なコウノトリ組と異なり、きゃきゃきゃきゃと実に騒々しい。日本のトキも、このように喧しい鳥だったのだろうか。[写真撮影
: 2007/08 -
ガボン・ロアンゴ国立公園
- 約80cm -
個人的博物館本館のペリカン・ヘラサギ・トキなどのなかまのページへ]
Posted at 04:45 See Photo/写真を見る | Fri - May 18, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ヒバリ - Japanese Sky Lark - Alauda japonicaチリチリと遠く頭上でさえずるヒバリをぽかーんと眺めていたら、色々なことがわかった。風の具合によっては羽ばたかずにホバリングすること。それから、右を向いたり、左を向いたり、存外にキョロキョロしながら囀っていること。やっぱりヒバリは晴れた日がいい。それも、逆光ならさらにぴったりだ。[写真撮影
: 2007/05 - 愛媛県 - 約16cm - 本館での掲載ページへ]
Posted at 11:56 See Photo/写真を見る | Tue - March 3, 2009[鳥の写真/Bird Photo] ビンズイ - Olive-backed Pipit - Anthus hodgsoni久しぶりに小金井の尼寺で食事をした。雨が上がったから、帰りに小金井公園によることにした。小学生か中学生くらいの時、何かのついでに行った記憶があるが、記憶と呼べないほどにあやふやになっている。実際に歩いてみると、いつも散歩がてら行っている裏の公園に比べると、水がないけれどもだいぶ広い。シメが多い。シメは確かに今年は多いけれども、それにしてもたくさんいる。それから、ツグミが多い。芝生に集まるツグミを見て、理事は「佃煮にできそう」などと言っている。やはり山に少しだけ近い分、余裕のある環境なのだろう。ざっと一回りして、林床にビンズイを見つけた。ちょっと目を離すと判らなくなるほどの保護色だが、注意深く対峙すると胸のフランボワイヤン様式を誇示した。やっぱりビンズイは胸だな!と訳のわからない感慨が口をついて出た。[写真撮影:
02/2009 - 東京都小金井市 -
約15cm - 個人的博物館のセキレイ・タヒバリの類のページへ]
Posted at 03:52 See Photo/写真を見る | Mon - March 12, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ヒシクイ - Bean Goose - Anser fabalisヒシクイを含めたガンの仲間は、日本からどんどん追い出されそうになっている種類の一つといっていいだろう。この写真とは違うが、青森の海のはるか沖合の海上すれすれ、風に隊列を崩し、なき交わしながら渡るヒシクイの群れを船の甲板から見て、先日少なからず心を打たれた。[写真撮影:
2007/02 - 苫小牧 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 02:45 See Photo/写真を見る | Wed - May 2, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ヒメコバネヒタキ - Lesser Shortwing - Brachypteryx leucophrysぬかるんだ暗い森の地面で、一羽嬉しそうに餌を食べていた。逃げる風もない。やがて飛び立つと、自慢するように巨樹の前に止まり、ポーズを取った。[写真撮影
: 2006/09 - タイ・クラビ県 - 12cm -
本館での掲載ページへ]
Posted at 03:57 See Photo/写真を見る | Mon - November 16, 2009[鳥の写真/Bird Photo] ヒメヤマセミ - Pied Kingfisher - Ceryle rudis本音を言えばカワセミは好きな方の鳥なのだが、根が天の邪鬼なだけに、カワセミが好きと言うのは憚られる。別に博愛主義者である必要などどこにもないが、スズメだのヒヨドリだのには全く興味を示さない人がカワセミと聞くと急に目を輝かせたり、近所の公園で、望遠レンズの集中砲火を浴びて居たたまれない様子のカワセミを見ると、鼻白む思いがする。
とは言え、余分なことを考える必要がなければ、でっかい頭の異形な姿で、全身から食欲をぎらぎらと燃えたぎらせるようにして、大きな眼で下を、下を凝視するカワセミは実に怪しくて愉快だ。キョキョキョ系にせよギョギョギョ系にせよ発声も常軌を逸していて、色に到っては、赤かったり、青かったり、かと思えばこういう白黒もいる。ここまで来たのなら、いっそ角をはやしたり、口から火を吐いたりしてほしいものだ。そして、町の公園でも、アフリカでも、カメラを手にした猿どもを、ほとばしる火焔で追い散らしてほしい。[写真撮影 : 2007/08 - ガボン・ロアンゴ - 約25cm - 個人的博物館本館のカワセミ・ブッポウソウのなかまのページへ] Posted at 12:04 See Photo/写真を見る | Tue - February 19, 2008[鳥の写真/Bird Photo] ヒヨドリ - Brown-eared Bulbul - Ixos amaurotis地道に近所でバードウォッチングシリーズの続きは、葬式の帰り、町田で見たヒヨドリにした。以前、アメリカ人バーダーの来日鳥観察レポートを読んだのだが、ヒヨドリを評して、この鳥はひどい、姿は**のように醜く、鳴き声は**のようにおぞましい、と書いてある。気持ちは判らないでもないが、晩夏の頃、明け方チーパルピヤ等と囀る声はそれなりに素敵だし、体調がよく、気分がささくれていない時の姿はそれほど捨てたものではない、ほら。[写真撮影
: 2008/02 - 東京都町田市 - 約25cm -
個人的博物館本館のヒヨドリの類のページへ]
追記: 杉並では未だシロハラを見ず、またマミチャジナイも今年はいないようだが、なぜかアカハラを一羽認めた。例年だと四月になってから数羽が渡りの途中に一週間ほど滞在するのだが、今年はいろいろと違う。 Posted at 01:45 See Photo/写真を見る | Sat - September 27, 2008[鳥の写真/Bird Photo] ベニハワイミツスイ - Iiwi - Vestiaria coccinea頭から脚までちょっとびっくりするような澄んだ赤い色で、嘴はとても長い。姿だけでなくて、時々雄はつま先立ってキューキューコポコポと妻への愛を吐き出す。愛すべきキテレツな鳥だけに、ずいぶん数が減っているようで心配だ。[写真撮影
: 2007/07 - ハワイ島 - 約15cm -
個人的博物館本館のヒワのなかまのページへ]
Posted at 01:11 See Photo/写真を見る | Mon - March 5, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ホシハジロ - Common Pochard - Aythya ferinaホシハジロがなぜか一羽、頑固そうな英国紳士といった風情で泳いでいた。ホシハジロを見ると、いつも目が気になる。僕が知らないことを知っている、そんな目だ。[写真撮影:
2007/01 - 東京 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 08:58 See Photo/写真を見る | Thu - March 29, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ホロホロチョウ - Helmeted Guineafowl - Numida meleagris人でも鳥でもそうだが、矜持と怯懦が交錯するような性格は見ていて面白いことがある。[写真撮影:
2005/08 - ナミビア - 本館での掲載ページへ]
Posted at 02:32 See Photo/写真を見る | Thu - March 6, 2008[鳥の写真/Bird Photo] マガモ - Mallard - Anas platyrhynchos子供の頃、鳥の図鑑のお気に入りは、切なそうに前方を凝視するツグミと、このマガモだった。今思うとなんでマガモだったのかやや不思議だが、緑にかがやく頭が好きだったような気がする。どこにでも居る鳥だけれど、毎年、家の近所に来るのは一羽、せいぜい二羽というところ、今年もその一羽を確認できてちょっと嬉しい。[写真撮影:
2007/02 - 北海道苫小牧市 -
約60cm -
個人的博物館本館のカモ類のページへ]
追記:2/4 のメジロのエントリで、「去年いて今年(まだ)見ないものを挙げると、ハシボソガラス、ホシハジロ、コガモ、シロハラ、マミチャジナイ、マガモ、アカゲラ、シメ、カワラヒワ、アオジ、ヤマガラ、エナガといったところ」と書いたが、その後、シメ、マガモ、シロハラ(やっと!)を確認した。 Posted at 03:55 See Photo/写真を見る | Fri - March 16, 2007[鳥の写真/Bird Photo] マミチャジナイ - Eye-browed Thrush - Turdus obscurus散歩コースの裏の公園の秘密の一角にいつも居座って、ここ二か月、嫌そうな顔をしながら僕を迎えてくれた三バカトリオ(シメ、シロハラ、マミチャジナイ各一羽)の一角。格好の遊び相手だったが、こいつらとももうすぐお別れの時が来る。[写真撮影:
2006/02 - 東京 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 12:21 See Photo/写真を見る | Sat - January 19, 2008[鳥の写真/Bird Photo] ミツユビカモメ - Black-legged Kittiwake - Rissa tridactyla寒くなってきて、しきりに思い出されるのがこの鳥である。寒風吹きすさぶ冬の海を、あちらと思えばまたこちら、びっくりするような速度と敏捷さで縦横に飛び回る。頭の位置だけを前向きに固定して、首を軸に体を右に左に回転させ、ちらとこちらを見てからあっと言う間に視界から遠ざかる。時々、高い波の間に、一族郎党が白い泡のように頼りなく浮かんでいるのが見える。カモメといえば、何となく浜でうだうだしながら人のものを突っついているようなイメージを漠然と抱いていたけれど、このカモメは冷たい海で生きる性能を十全に備えた小型戦闘機なのだった。[写真撮影
: 2007/02 - 青森県 - 体長約40cm -
個人的博物館本館のカモメ・アジサシのなかまのページへ]
Posted at 10:59 See Photo/写真を見る | Thu - April 3, 2008[鳥の写真/Bird Photo] ミミジロチメドリ - White-eared Sibia - Heterophasia auricularis日本語教育を受けた台湾原住民の方との会話に困惑することの多かったなか、サトイモ畑で行き合った老人とやっと自然体で世間話をすることができて、なんだかほっとして腰を下ろしていると、斜面の下の方からこのチメドリが何羽か上がってきて、呼びもしない僕の顔を覗いて行った。[写真撮影:
2008/03 : 台湾・阿禮村 - 約24cm -
個人的博物館本館のチメドリ・ガビチョウのなかまのページへ]
Posted at 11:18 See Photo/写真を見る | Tue - August 19, 2008[鳥の写真/Bird Photo] ムナジロガラス - Pied Crow - Corvus albus肉色の口をしたカラスがある一方で、こいつの口の中は漆黒の虚空である。異次元の世界につながっていそうで、ちょっと怖い。[写真撮影
: 2005/08 -
ナミビア・エトーシャ
- 個人的博物館本館の「カラス(1) -
いわゆるカラス」のページへ]
Posted at 10:16 See Photo/写真を見る | Mon - December 31, 2007[鳥の写真/Bird Photo] ムラサキサギ - Purple Heron - Ardea purpurea明けましておめでとうございます(まだ12/31だけど)。正月らしく何か目出度い写真を、と思ったのだが、なかなかこれは、と思うものがなく、タンチョウみたいにみえるコウノトリの乱舞というのがいい線行っていたけれど、モドキというのはよくない、とまた思い返し、結局元気のよいムラサキサギにした。サギ類は比較的繁栄しているだけあって、よく見れば体躯はスペシャルな機能が満載である。折り畳み式エレベータ頚椎。黄金に光るやたらよい目。どこまでも飛んでいける大きな翼。力強い脚。それしかないけれど、それぞれの機能がそれぞれに特化していて立派だ。[写真撮影:
2007/8 - ガボン - 翼開張約150cm -
個人的博物館本館のサギのなかまのページへ]
Posted at 05:42 See Photo/写真を見る | Mon - March 26, 2007[鳥の写真/Bird Photo] メジロ - Japanese White-eye - Zosterops japonicus小さな体、ちょっと意地悪そうな眼、シールを貼り付けたような白いマーク、鮮やかな黄緑の羽毛、か細く優美な地啼き、清かなさえずり。日の光のなかを行き来するメジロはまぶしい鳥だ。[写真撮影
: 2006/12 - 東京 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 10:08 See Photo/写真を見る | Mon - February 4, 2008[鳥の写真/Bird Photo] メジロその2 - Japanese White-Eye (2) - Zosterops japonics東京都内、杉並の我が家近辺では昨年は冬鳥が多く活況を呈していたのだが、今年はすくない。去年いて今年(まだ)見ないものを挙げると、ハシボソガラス、ホシハジロ、コガモ、シロハラ、マミチャジナイ、マガモ、アカゲラ、シメ、カワラヒワ、アオジ、ヤマガラ、エナガといったところ。風邪を引いたりして昨年ほど探索できていないせいもあるけど、散歩しても目に付くのはシジュウカラやメジロくらい、全体に淋しいことは事実だ。写真は昔日本から持ち込まれたものが野生化したハワイ島のメジロ。競争が激しいのか、気候が厳しいのか、本家の者どもに比べるとどこか余裕や愛想がないような感じがするけれども、孤島は得意分野だけに数は多かった。[写真撮影:
2007/07 - ハワイ島 - 11cm -
個人的博物館本館のメジロのなかまのページへ]
Posted at 04:01 See Photo/写真を見る | Sat - August 4, 2007[鳥の写真/Bird Photo] メダイチドリ - Mongolian Plover - Charadrius mongolusとりあえず梅雨明けらしいので涼しげな奴を一枚。暑中見舞は梅雨明けから
8月7日頃に来る立秋の間に出すそうだが、梅雨明けがこんなに遅いと慌ただしいことこの上ない。なお、本館・別館とも真夏モード(暑いため動けない。暑いため出かける)に入っており更新頻度が低下しています。[写真撮影:
2006/09 - タイ・トラン県 -
約20cm - 本館での掲載ページへ
]
Posted at 04:41 See Photo/写真を見る | Fri - December 19, 2008[鳥の写真/Bird Photo] モズ - Bull-headed Shrike - Lanius bucephalus今年も家の近所にモズがやって来た。年によって来たり来なかったりするが、ここのところは定着といって差し支えない状況だ。孤独をたのしむように、一羽であちら、こちら、移動しつつ遊んでいる。杉並も、僕が子供の頃はもはやモズなんて居なかったから、ようやく復活してきたということなのであろう。もっとも、僕も産まれるのがあと十年か十五年早かったら、庭をウズラが走り、天井裏をイタチが駆けていたという話だから、戦後から昭和四十年代にかけての環境はずいぶん変わったものと見える。[写真撮影:
2007/02 - 東京都港区 - 約20cm -
個人的博物館本館のモズ類およびその近縁種のページへ]
Posted at 02:16 See Photo/写真を見る | Mon - January 19, 2009[鳥の写真/Bird Photo] ユリカモメ - Black-headed Gull - Larus ridibundus暮れに家に友達をよんで集まり、遅くなったから駅まで車で送っていったら前のほうから異音がし、異臭もしてきたから慌てて修理に出した。原因は浮かれてひと手間省いた僕の責任と判りひと安心した。車を修理に預け駅まであるく帰り道、橋から運河を覗くとユリカモメが集まっていた。[写真撮影
: 12/2008 - 東京都港区 - 約40cm -
個人的博物館本館の「カモメ・アジサシのなかま」のページへ]
Posted at 09:36 See Photo/写真を見る | |
Quick Links
Calendar
Categories
Archives
XML/RSS Feed
About This Blog
個人的博物館の別館、肖像館です。ここでは野生生物の肖像をテーマとした写真を展示しています。撮影ポリシーなどは本館をご参照下さい。Personal Museum of Natural History's Annex, devoted to wildlife portrait photographs by n. takano.
Copyright
©nobuhisa takano. このサイトWildlife Portraits Blog内のコンテンツの著作権は留保しますが、写真画像に限りCreative Commons 表示-非営利-改変禁止 2.1 日本 ライセンスに基き利用可能です。写真以外の利用や写真の商用利用・改変を行いたい場合は作者に連絡を取って下さい。All rights reserved. You may however use photograph image(s) displayed on this page subject to Creative Commons Attribution-Non-Commercial-No Derivative Works 2.1 Japan License. For details, contact the author.
Statistics
Total entries in this blog:
Total entries in this category: Published On: Dec 09, 2009 01:18 |