Sun - May 6, 2007[クモの写真/Spider Photo] アリグモ - "Arigumo" (=Ant Jumping Spider) - Mymarachne japonica裏の公園で、昨年までアリグモ密度の高かった地域の薮が昨秋にばっさりと伐採されてしまい、心配しつつ探していたところ、少し離れたアジサイの若葉に一匹を発見した。きびきびしたネコハエトリもいいけれども、やっぱり人を食ったようなアリグモがいないと寂しい。[写真撮影
: 2007/04 - 東京都杉並区 -
体長約10mm - 本館での掲載ページへ]
Posted at 01:47 See Photo/写真を見る | Wed - July 1, 2009[クモの写真/Spider Photo] コアシダカグモ - Sinopoda forcipata - A Huntsman Spiderヤママユでもいるかな、と思って夜の散歩に出かけたが、山の集落の夜は実にくらくて、自動販売機すらない。仕方ないからいくつかある街灯を一つ一つ見て回ったけれど、クワガタが一匹いただけ。落胆しつつ、最後に寄った街灯の横にお堂があって、そこで中小の蛾を眺めていたら、柱の隙間から、ぬっとでかいものが出てきた。うねる脚、波打つ体毛、身のこなしは蜘蛛というよりどこか甲殻類を思い起こさせる。この大きさだから感心していられるが、人間くらいだったらそれはそれは恐ろしいことだろう。[写真撮影:
2009/06 - 群馬県六合村 -
体長約25mm -
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Posted at 01:36 See Photo/写真を見る | Wed - June 20, 2007[クモの写真/Spider Photo] スジアカハシリグモ - Dolomedes saganus - "Sujiaka Hashirigumo" (= Striped Red Running Spider) Fishing Spider葉の破れ目に擬態している、ちょっといかした奴。前から見たいと思っていたクモだったから、想像そのままに葉の上に張り付いているのを見つけて、この時ひとり心中大笑いである。その後あちこちで見ているが、やはりどこでもいかしている。[撮影:
2006/05 - 高知県 - 体長10mm前後 -
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Posted at 12:41 See Photo/写真を見る | Tue - April 17, 2007[クモの写真/Spider Photo] ネコハエトリ♀ - Carrhotus xanthogramma - "Neko Haetori" Jumping Spider大きな目がふたつクリクリと輝いているだけで、可愛いとかいじらしいとか感じてしまう。人間の業の深さと呼んでもよいけれど、単なる認識システムの粗雑、という気もする。[写真撮影:
2006/04 - 東京都杉並区。約12mm -
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Posted at 03:36 See Photo/写真を見る | Wed - December 9, 2009[クモの写真/Spider Photo] ヒラタグモ - Uroctea compactilis - A Disc Web Spider背中のドクロ模様も鮮やかに、比較的大きなヒラタグモが台所の壁に張り付いていた。最初は可愛いとか言って喜んでいた理事に、図鑑を片手に習性を説明すると「ここに円盤住居を作るのか?」と複雑な表情をする。同じ場所に三昼夜、じっと固まって過ごした後、雰囲気を察したか、忽然と消えていった。[写真撮影
: 2007/05 - 東京都杉並区 -
体長約10mm -
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Posted at 12:15 See Photo/写真を見る | Mon - April 20, 2009[クモの写真/Spider Photo] マミジロハエトリ - Evarcha albaria - Mamijiro (=White-browed) Jumping Spiderちょっと前までは、マミジロハエトリというと、地方に出かけた時に見かける種類と言う感覚だったのだが、最近は都内の、裏の公園でも多いのである。特に今年は出だし快調で、ほかのハエトリはほぼ皆無ななか、あちらこちらでぴょんぴょんと徘徊している。これは雌。[写真撮影
: 2009/04 - 東京都杉並区 - 約5mm -
個人的博物館本館のハエトリグモのなかまのページ
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Posted at 09:32 See Photo/写真を見る | Thu - April 26, 2007[クモの写真/Spider Photo] ワカバグモ - Oxytate striatipes殺されて念仏を唱えているような双翅類が真っ黒で、殺した方が爽やかな若葉色、しかもよく見ると少し透き通っているようにも見える。はて透明な体を持つというのはどういう気分だろう。[写真撮影:
2007/04 東京 - 体長約10mm - 本館での掲載ページへ]
Posted at 11:05 See Photo/写真を見る | Thu - June 7, 2007[両生類の写真/Amphibian Photo] ウシガエル - American Bull Frog - Rana catesbeianaよく見たら、両生類の写真もまだ掲載していなかった。というわけでウシガエル、別名食用ガエル。ご存知の巨体、そして野太いうなり声。しかし、危険を察知すると、「キャウン♪」とか言う妙に色っぽい声を出すのが面白い。存外に用心深いカエルであるが、食用と言われるくらいだからそれは致し方ない。[写真撮影:
2006/04 - 山口県 -
全長推定約15cm - 本館での掲載ページへ]
Posted at 01:39 See Photo/写真を見る | Sat - June 20, 2009[両生類の写真/Amphibian Photo] ニホンアマガエル - Japanese Tree Frog - Hyla japonicaふと気付くと、葉の上にぺたっと張り付いている。見回すと一匹や二匹ではない。水気がちょっと足りないのか、カエルとしての輪郭を失って置物みたいになっているのさえいる。心配して葉をつつくと、魔法のように手足が生れてくる。まったく、アマガエルは面白い。[写真撮影
: 2008/07 - 北海道厚部沢町 -
約2cm -
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Posted at 01:17 See Photo/写真を見る | Fri - October 3, 2008[両生類の写真/Amphibian Photo] ヒキガエルのなかま(盤古蟾蜍) - Central Formosan Toad - Bufo bankorensis今週は両生類の写真を整理しているので、カエルのストックから、盤古蟾蜍。ヒキガエルを見ていると、こんな動作で世の中を生き抜いていけるのか、他人事ながらいつも心配になるのだが、取りあえず家の近所では元気に徘徊しているから、まぁ大丈夫なのだろう。ただ、ツボカビだけは何とかしてもらいたい。カエル飼ってる人、本当によろしくお願いします。[写真撮影:
2008/06 - 台湾・阿里山 - 約15cm -
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Posted at 12:51 See Photo/写真を見る | Sat - October 4, 2008[両生類の写真/Amphibian Photo] ヒキガエルのなかま(盤古蟾蜍)その2 - Central Formosan Toad - Bufo bankorensisこのヒキガエル、もう一枚。[写真撮影:
2008/06 - 台湾・阿里山 - 約15cm -
個人的博物館本館の両生類(カエル)のページへ]
Posted at 12:01 See Photo/写真を見る | Fri - October 16, 2009[両生類の写真/Amphibian Photo] ヤマアカガエル - Montane Brown Frog - Rana ornativentris夏の喧騒から一息ついてしまうと、案外この季節は撮るものが少ない。渡ってゆく鳥にはちょっと遅い感じだし、冬鳥にはまだちょっと早いし、バッタやカマキリはいるけれども、もう何だか滅び去る寸前、というたたずまいで少々痛々しい。人間もカメラも少しくたびれてしまって気分転換や修理が必要だから、少し昔の写真を引っ張り出して再利用を試みることにした。たった五年前だが、この頃はまだフィルムで撮っている。一体フィルムでどうやって撮っていたのだろう?
何だか遠い昔のような気がする。[写真撮影
: 2004/06 - 新潟県 - 約6cm -
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Posted at 01:05 See Photo/写真を見る | Sun - January 6, 2008[爬虫類の写真/Reptile Photo] アオウミガメ - Green Sea Turtle - Chelonia mydasそうそう、めでたいと言えばこいつが居た。あまり楽しそうな写真ではないけれど、それは亀があまり楽しそうでないのだから仕方がない。[写真撮影:
2007/07 - ハワイ・オアフ島 -
甲長100cm弱 - 個人的博物館本館のカメの仲間のページへ]
Posted at 10:51 See Photo/写真を見る | Sun - July 1, 2007[爬虫類の写真/Reptile Photo] アガマの一種 - Calotes emma - Forest Crested Lizard日本・本州のトカゲも渋くてよいけれど、アガマがいるところに行くと、やはりアガマに目を奪われる。[写真撮影:
2006/09 - タイ・トラン県 -
全長20cm - 本館での掲載ページへ]
Posted at 05:46 See Photo/写真を見る | Sun - October 12, 2008[爬虫類の写真/Reptile Photo] アフリカクチナガワニ - African Long-snouted Crocodile - Crocodylus cataphracusワニとかピラニアとかに得も言われぬ恐怖感を感じるのは、実際に危ない、ということももちろんあるわけだけれども、それと同じくらい、下の方から湧いて出てくる、という点に理由があるような気がする。気配のないところから忽然と巨体を浮かび上がらせ、泡とともにまた瞬時に消える。地面の上で這い回っている哺乳類にはなかなか難しい相手である。[写真撮影:
2007/08,
ガボン・ロアンゴ国立公園
- 約2m -
個人的博物館本館のワニのなかまのページへ]
Posted at 01:37 See Photo/写真を見る | Wed - October 15, 2008[爬虫類の写真/Reptile Photo] アフリカクチナガワニその2 - African Long-snouted Crocodile - Crocodylus cataphracus調子に乗って、このワニももう一枚、今度はカラーで。[写真撮影:
2007/08,
ガボン・ロアンゴ国立公園
- 約2m -
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Posted at 10:45 See Photo/写真を見る | Sun - November 25, 2007[爬虫類の写真/Reptile Photo] グリーンアノール - Carolina Anole - Anolis carolinensisなるほどこれが噂のグリーンアノールか、と腰を落ち着けてしばらく観察していたけれど、目の動きが妙に人間臭いトカゲであった。カナヘビよりも人間くさい。[写真撮影:
2007/07 - ハワイ島 - 約20cm -
本館での「イグアナ・アガマ・カメレオンなどのなかま」のページへ]
Posted at 03:22 See Photo/写真を見る | Sun - July 20, 2008[爬虫類の写真/Reptile Photo] スインホーキノボリトカゲ - Swinhoe's Japalura - Japalura swinhonisしばらく見つめあっていたが、美しい個体だった。[写真撮影:
2008/03 -
台湾・霧台郷
- 約30cm -
個人的博物館本館の「イグアナ・アガマ・カメレオンなどのなかま」のページへ]
Posted at 01:59 See Photo/写真を見る | Tue - March 11, 2008[爬虫類の写真/Reptile Photo] テグーとかげのなかま - Green Garden-Lizard - Ameiva ameivaたまにはトカゲを。スリナムの飯屋で、なんだかわからないが東洋人の女性がオリンピックのマラソンで優勝したらしい、へえ、今オリンピックやってんのか、なんて話をしてから、そうか、もう四年経つのか。[写真撮影:
2004/08 -
スリナム・ブラウンズベルク
-
頭胴長約10cm
-
個人的博物館本館のトカゲ・カナヘビなどのなかまのページへ]
Posted at 12:13 See Photo/写真を見る | Sat - September 29, 2007[爬虫類の写真/Reptile Photo] トカゲの仲間 - Rainbow Skink (Metallic Skink) - Lampropholis delicata比較的大きなグリーンアノールがでーん、と目立つところにいるのに比べて、小さなこのトカゲは本当に目立たない。故郷オーストラリアを遠く離れて、ひっそりと生き延びる。[写真撮影:
2007/07 - ハワイ・ハワイ島 -
全長約8cm - 本館の掲載ページへ
]
Posted at 04:21 See Photo/写真を見る | Sun - September 9, 2007[爬虫類の写真/Reptile Photo] トッケイヤモリ - Tockay Gecko - Gecko gecko壁に掛けた木の棚のすき間からにゅっと顔を出したトッケイヤモリ、40cm
もの。このくらい大きいと、まさに家守としての風格は十二分である。家の玄関にもこのようなものが棲息していてもらいたいものだが、残念ながら痩せた東京の環境では彼の食欲は満たされそうにない。[写真撮影
: 2006/08 - タイ・チェンダオ -
Chiang Dao, Thailand - 40cm - 本館の掲載ページへ]
Posted at 09:19 See Photo/写真を見る | Fri - April 18, 2008[爬虫類の写真/Reptile Photo] ニホンカナヘビ - Japanese Grass Lizard - Tackydromus tachydromoidesまぁ、本州を歩いていたとして、トカゲといっても普通はヤモリ、ニホントカゲ、ニホンカナヘビくらいしか居ないから、茶色くてかさかさと乾燥肌っぽいのがカナヘビということになるのだが、その乾燥肌も近寄って見ると案外とワニ革のハンドバッグみたいなのだった。クモにせよ、カナヘビにせよ、春の出始めは元気があってよろしい。[写真撮影:
2008/04 - 東京都杉並区 -
頭胴長約5cm -
個人的博物館本館のトカゲ・カナヘビなどのなかまのページへ]
Posted at 01:21 See Photo/写真を見る | Sun - June 3, 2007[爬虫類の写真/Reptile Photo] ニホンマムシ - Japanese Mamushi - Gloydius blomhoffiiブログを最初から見直したら、意表をついて爬虫類の写真が一つもなかったので、爬虫類の皆さんにお詫びをかねてまずは大物を一発。[写真撮影:
2007/06 - 京都府 - 全長約70cm -
クサリヘビ科 (Viperidae) - 本館での掲載ページへ]
Posted at 10:31 See Photo/写真を見る | Sun - July 15, 2007[爬虫類の写真/Reptile Photo] ニホンヤモリ - Japanese Gecko - Gekko japonicus家の回りでは虫がぶんぶん飛んでいるから、家のヤモリも元気である。冬は雨戸の戸袋から出てくることが多いが、今の季節は木の幹にいたり、門灯にいたり、写真のように明るい窓の外側にいたり。[写真撮影:
2007/05 - 東京都 - 約12cm - 本館の掲載ページへ]
Posted at 10:08 See Photo/写真を見る | Sat - December 6, 2008[甲殻類の写真/Crustacean Photo] オカダンゴムシ - Pill Bug (Woodlouse)最も身近な甲殻類、オカダンゴムシ。甲殻類だから、飢饉の時は食べればあるいは海老・蟹のような味がするのでは、とも思うが、腐敗植物質を食べているようなので厳しいかも知れない。それ以前に、食べるところがあまりなさそうである。だいぶ昔、フランスの湿地帯にあった田舎の食堂で、勢いでザリガニを注文した時のことを思い出す。泥のような煮汁に、10cm
くらいのザリガニがゴロゴロと転がっており、げんなりしつつも殻を取ると、中は肉というより糸くずのような消化器官ばっかりであったという、そういう記憶である。味は泥の味がし、食感は糸くずの食感であった。[写真撮影:
2008/06 - 東京都 - 約15mm -
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Posted at 01:55 See Photo/写真を見る | Sun - July 8, 2007[軟体動物の写真/Mollusc Photo] アオミオカタニシ - Leptopoma taivanum - "Aomi Oka Tanishi" Land Snailくらい森の緑の葉に、緑の貝。月夜にぼんやり光っていたりしたら、それだけでトリップできそうな妖しい美しさ。[写真撮影:
2006/07 - 沖縄県国頭村 -
殻径約15mm - 本館の掲載ページへ]
Posted at 04:33 See Photo/写真を見る | Fri - March 23, 2007[軟体動物の写真/Mollusc Photo] クンチャンケマイマイ - Aegista elegantissima cara実際に撮影したのは昨年の夏、沖縄の森でだけれど、写真だけ見つめていれば、海の底、地の底、また遠い古代の記憶としてもよいような、そういう写真が撮れて少し嬉しい。[写真撮影:
2006/07 - 沖縄 - 本館での掲載ページへ]
Posted at 05:00 See Photo/写真を見る | Sat - June 16, 2007[軟体動物の写真/Mollusc Photo] セトウチマイマイ - Euhadra subnimbosa - "Setouchi Maimai" Land Snail暑い一日だったが、近所の八百屋と話をしていたら既に関東地方も梅雨入りしたということらしいので、梅雨入り記念にカタツムリをひとつ。ぐちゃぐちゃと汚いことも多いけれども、カタツムリ、とくにマイマイのきれいな奴には、品格を感じる場合がある。[写真撮影:
05/2006 - 高知県本山町 -
殻径30-35mm - 本館での掲載ページへ]
Posted at 10:45 See Photo/写真を見る | Sun - July 22, 2007[魚類の写真/Fish Photo] アヤトビウオ - Cypselurus poecilopterus - Spotwing Flyfish海の鳥でも出るかな、と思ってフェリーのデッキでカメラを手にたたずむ。いい陽気だ。あんまりいい陽気だから、隣に陣取った島の若者の世間話を聞きながらついぼうっとしていると、鳥ではなくて、トビウオがしゅんしゅんと飛び去っていく。海に潜る鳥、海に潜る獣は時々いるけれど、昔の戦闘機みたいな格好をして、海からロケットのように飛び出してくる奴は滅多にいない。トビウオはすごい。[写真撮影:
2006/07 - 沖縄本島沖 -
推定体長約30cm - 本館の掲載ページへ
]
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個人的博物館の別館、肖像館です。ここでは野生生物の肖像をテーマとした写真を展示しています。撮影ポリシーなどは本館をご参照下さい。Personal Museum of Natural History's Annex, devoted to wildlife portrait photographs by n. takano.
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