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[這いずり日記] 大分周辺 2023/晩秋

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理事に仕事が別府であり、その後自由になるというので、合流して何日か大分で過ごすことにした。史上最悪の旅の印象を払拭する試みとでも言おうか。

松本からマイレージで福岡に入り、折角だから徳山に転回して竹田津に船で渡る、というヘンタイ方式で九州入りした。海岸で一日二日鳥を見た後、別府で理事を拾って一泊、そのあと山の方に上って三泊。今回は風邪もひかなかったし、天気も良かったし、宿も食事も(予定より高かったけど)上等だったので、何も問題はなし。晩秋というか初冬の旅をたのしみ、ちょっと太って帰ってきた。

鳥は50種類弱。宿の部屋の窓からヤマセミが見えたのは最高だったが、あとはお決まりの「最近魚がいなくなった」「最近鳥が減った」という話ばかり。まぁどこもかしこも、夢だのロマンだの意味のない言葉を唱えながら公共土木工事にいそしんでいるのだからなあ。杉の植林が目立つなか、道路沿いに凄みのある椎の林があったので感心していると、通りかかった婆さんまで「ここはもう少し経つと工事が入って綺麗になりますよ」みたいなことを言う。伐ってしまうらしい。現代日本の夢とロマンはコンクリートで出来ているのかもしれない。カラスくらいなら、多分まだそこでも飛んでいることだろう。

鳥はもう半分くらい諦めて、最後の日は、構想40年、というか、本を読んで行くつもりになってからそのまま40年を経過してしまった(笑)、国東半島の磨崖仏探索というのを実行に移した。きれいに保護されているところ、放置されているところ、既に崩れてしまっているところ、
コウモリが出てくるところ、さまざまな磨崖仏を目指して、階段を上ったり、ヤブを漕いだり、地図とにらめっこしながら7ヶ所8ヶ所。これは面白い。次回はもう少し下調べをしてから、いづれ第二回目を行いたい。

帰りは福岡便が取れなかったので、理事は大分から東京へ、僕は神戸から松本に飛んだ。家ではみぞれが降っていた。

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[写真撮影 : 2023/11 - 大分県] [photo data : 11/2023 - Oita, Japan]


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