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[這いずり日記] 「水」の巻〜長野方面2017/春その1a

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二月の終わりから10日ほど山にいて、その後下りてきたのだが、仕事だの雑用だの確定申告だのあって更新する時間が全くとれなかった。思い出しながら書く。

今回感じたことをひとことで言えば、春が来た、これに尽きる。雪はまだ降るし、積もりもするが、陽射しが既に強いから融けるのがはやい。カラやゴジュウカラは普通に囀りだした。林では四年ぶりにウソを見た(四年前も三月に見ているから、この季節に通過する習性があるのだと理解した)。全体にそわそわしたような、春の空気が充満している。そう、春のにおいは既に始まっている。

決定的な証拠もある。地面では福寿草がもう咲いているのだ。地面に腰を下ろして、福寿草をつらつら眺めると、貧相な
ハナアブだけでなく、既にミツバチも訪花してくるのがわかる。ああもう春か、一月も経つと渡り鳥もやって来るのか、と思うと、嬉しくもあり、焦るような気持ちもある。

山をおりる日、林道を車で下っていると、アトリが大集団を形成して、渦を巻くように一斉に飛び立った。少なく見ても数百。ことしの冬はいかにもアトリの冬だったが、お前らもそろそろ帰り支度なのだな。さぁ、どんな春が来るのだろうか。

水はまだぬるむと言うにはおこがましい温度だが、それでも、強くなってきた陽射しがきらきらと反射してきれいだから、今回も水をよく撮った。というわけでまず水の巻。

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がらくたの巻、じゃなかった、地の巻に続く

[写真撮影 : 2017/03 - 長野県] [photo data : 03/2017 - Nagano]
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