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[更新情報] ギリシャ東部トラキア地方の冬の鳥 その6

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個人的博物館本館を更新しました。今回の対象は、2009年2月、ギリシャ東部のトラキア地方で撮影した鳥の写真の六回目、エヴロス川河口のデルタ地帯で撮影したもの。


更新リストは、カワウダイサギ、アオカワラヒワ、アオアシシギアオサギダイゼン、イエスズメ、カイツブリマガモ、ヨーロッパチュウヒ、コブハクチョウ、タゲリ、ハシビロガモ、ソリハシセイタカシギ、オナガガモ。 英語だと Great Cormorant, Great Egret, European Greenfinch, Common Greenshank, Grey Heron, Grey Plover, House Sparrow, Little Grebe, Mallard, Western Marsh-Harrier, Mute Swan, Northern Lapwing, Northen Shoveler, Pied Avocet, Northern Pintail。

この時のギリシャの写真もだいぶ整理が進んできて、今回の分でエブロス川河口の 2/3 はだいたい終了。あと一回、あるいはアテネ周辺の分を入れて二回で完結できそうだ。

この時、宿はティヘロにあるB&Bに泊まっていた。僕と同年配の女主人が経営する僕には清潔過ぎるくらい清潔な宿で、玄関を入ったところにあるロビー、というか応接間が関所になっている。世間話は苦手だからささっと通り抜けようとするのだが、焼きたてのパイと、いれたてのコーヒーのいい香りについ足が止まっては、つい女主人につかまって世間話の相手をさせられる仕組みだ。

でも世間話といっても、中身は濃い。トルコとギリシャの緊張が高まって、その当時カッパドキアの辺にすんでいた一家がギリシャ国境まで逃げ帰ってきた話。日本映画の話。フランス文学の話。ドイツでテニスのコーチをしていた時の話。現地のヨーグルトや蜂蜜、それからジャムもびっくりするくらい濃くてうまいものだったが、話もそれぞれに味わいがあった。

しかし、こうやって帰ってきてから、あの時はこういう風にいえば良かった。この話をすれば良かった。などと後で思いつく。嫌になるほど人間、進歩がない。

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[写真撮影 : 2009/02 - エヴロス川河口 - 鳥はマガモ] [photo data : 02/2009 - Evros delta, Greece (mallards)]
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